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「ごちそうさまでした！」
「お粗末さまでした」
その後、私達は零さんが作ってくれた夕食を食べた。どこか壁のある私達だったが、さっきの件を通して通じ合えたような気がする。
しかも、零さんに対しての不信感を抱かなくなったようで、過去の事件の話などをしていた。
そんな様子を見て、コナンくんや博士と顔を見合わせて笑った。
そういえば、博士の作った電話…なんだっけ、コネクトテレフォンだったかな。
それで連絡できるじゃないか、せっかく完成したことだし使わなければ。
情報は少しでも多い方がいい。
「そうだ、服部くん。和葉ちゃんに連絡する？コナンくんも蘭ちゃんと話したいんじゃないの？」
思いついたように言えば、コナンくんが焦りだした。ぶんぶんと顔の前で手を振っている。
「あっ、えっ！いや……別に僕は！」
上擦ったような声で、全然説得力がない。
服部くんは驚いた顔をして、身を乗り出してきた。
ガシッとコナンくんの肩を引き寄せて、揶揄うように頬を緩ませている。全く、高校生が小学生にダル絡みするひどい図である。
「…コナンくん照れんでええんやで〜？ほんまは蘭ねーちゃんと話しとうて堪らんのやろ！」
「……え〜？僕だけじゃないよね？平次にーちゃんこそ和葉姉ちゃんと話したいんでしょ？顔に書いてあるよ？」
もはや開き直ったコナンくんは、仕返しと言わんばかりに悪い顔で煽った。
これには零さんも博士も苦笑いである。
痺れを切らした私は、ゴホンとひとつ咳をした。
「うん？えっと、つまりは二人とも話したいってことでいいんでしょ？」
その通りです……とか細い返事を聞いて、頷いた。
最初からそう言えばいいのに、なんて野暮なことは言わない。この人たちが正直に言えない天邪鬼だって事は知っていたから。
「それなら、明日にしましょうか。今日はもう遅いですし、こちらの時間と向こうの時間が同じかは分かりませんが念の為…」
零さんの言葉に同調する。
今日はバタバタしていたから、夕食が遅くなってしまった。もうすぐ23時を回ろうとしている。
「それなら今日は、ここに泊まっていくといい。布団もちゃーんと調達しておいたからのう！」
「さっすが博士！そうさせていただきます！」
まあ支払いはAくん持ちじゃが…という言葉は聞かなかったことにした。分かってはいた、なんなら私が許可したことだし。
それでもなんだか腑に落ちないので、今日は無理やりにでもコナンくんと寝ることにする。
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天桜＊(プロフ) - 雪菜さん» はじめまして！コメントありがとうございます！返信が遅れてしまい大変申し訳ありません；；私生活が忙しく更新出来ていなかったのですが、こんな世情なので更新再開しようと思います…！お待たせしてしまいましたが、頑張ります！ (2020年4月19日 12時) (
レス) id: 8e54424fc3 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - この作品を最近見つけたんですが、凄いハマりました！続き待っていますね！頑張ってください！ (2020年2月4日 1時) (レス) id: 7ae7374779 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 環希さん» はじめまして！コメントありがとうございます！お気に召していただけたようで幸いです…！！期待に添えられるよう頑張りますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします！ (2019年9月1日 8時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - はじめまして！逆トリップの検索から来たのですが、とても面白くて私が求めていたものにピッタリです！更新頑張ってください！楽しみに待っております(^^) (2019年9月1日 2時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - EMIRIAさん» はじめまして！ありがとうございます〜！！そう言っていただけて本当に嬉しいです；；更新お待たせしていて申し訳ないのですが、是非これからもよろしくお願いします！頑張ります！ (2019年8月31日 5時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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