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早田先生を連行するのに同行しようとしている目暮警部に声をかける。
事件は終わったが、この怪異は未解決だ。
巻き込まれた一人である警部には、今の状況を説明しなければならない。
「目暮警部、あの…お話が」
「おぉ、Aさんか！」
振り向いて私を捉えると、部下達に連れていくよう指示するとこちらを向いた。
「どうしたのかね？」
「えっと…」
実際に話を切り出そうとすると、なんと言えばいいのか分からない。
言葉に詰まっていると、見兼ねたコナンくんがこちらによってきて助け舟を出してくれた。
「目暮警部！…さっきの話の件だけど、Aさんが説明してくれるって」
「…！そうか」
さっきの話、それは目暮警部がコナンくんと出会ってすぐの会話を指しているのだろう。
コナンくんの言葉で察したのか、ハッとしてこちらを見る。
しかし、立ち話で済ませられるほど簡単な話ではないし、こんな場所で話す内容でもない。
「簡単には説明できるものでは無いんです。今お時間大丈夫ですか…？」
「うーむ、大丈夫では無いな」
警部は一時頭を悩ませると、それじゃあ、と口を開いた。
「早めに仕事を上がれるようにしよう。その後でもいいかね？」
「はい、大丈夫です！」
私の返事に頷くと、携帯番号を交換した。
自分の電話帳に登録された
目暮警部の連絡先なんて貰えると思っていなかったからだ。
コナンくんや安室さんの連絡先は、こうして行動することは予想していたから貰えると勝手に思っていたけど。
「それじゃあ連絡お待ちしていますね」
「おぉ、それじゃあまた後で」
そうして、警部は残りの部下を連れてパトカーに乗り込んで帰って行った。
残された私は園長先生に呼ばれる。
「Aさん……ごめんなさいね。せっかく来てくれたのに」
「いえ…園長先生のせいではないんですから」
気にしないでください、と笑えば笑い返してくれた。
この事件の事があって、この幼稚園は暫くの間休園となる。
よって、私の実習も今日で終わりという訳だ。
「一日だけでしたが、ありがとうございました！」
「また、子供たちに会いに来てね」
勿論です、また来ますと固い握手を交わすと、手を振った。
一連の流れを静かに見ていた安室さんが、私の肩を寄せる。
「それじゃあ、帰りましょうか」
「…はい」
驚きながらも素直に頷いて、コナンくんと彼の愛車に乗り込んだ。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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