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授業中に大好きな漫画を読むのが私の日課。
今日も今日とて、にまにまと鑑賞をしていたら痺れを切らした教師が私のスマホを取り上げた。
「おい、椎名！授業中に漫画を読むなと何度言ったら分かるんだ！！」
「エッ、あっ！？あぁああああああ！」
私の
クラスメイト達は堪らず耳を塞いだが、教科書とスマホで両手が塞がっている先生は鼓膜に大ダメージをうけた。
いい気味だと言わんばかりに睨み上げたら、逆鱗に触れたようで「反省するまで返さない」と、私を怒鳴りつけて教卓まで戻って行った。
そんな後ろ姿に半べそをかきながら呟く。
「あ〜〜もうムリ……コナン読めないとか生きていけない」
そう、何を隠そう私は「名探偵コナン」の大大大ファンである。
そんな私からスマホを奪うだなんて。
推しに会えない辛さが先生には分からないんだ！
ふて寝を決め込んだ私は、机に突っ伏して体操服のジャージを被った。
そして、私は夢を見たのだと思う。
*
数十分して、再び先生が私に目をつけたらしい。
「起きろ！！椎名A！！」
「ん、……」
本日2度目の怒号で目が覚めた。
この先生の声帯はそのうちぶっ壊れるだろう。
うん、そうだ。絶対全校に響き渡ってるはずだもの。
不機嫌な顔は隠さずにむくり、と起き上がると廊下から慌ただしい足音が聞こえてくる。
その足音は、私のクラスの方に近づいてきて。
私が隣の扉に目を向けると同時に、ガラリと大きな音を立てて開いた。
扉の先に居たのは、先程まで画面の中に見ていた、実在するはずのないヒトで。
「ここに椎名Aさんは居ますか！？」
「……エッ、ええええええ！？」
思わず叫んだ。
いや、これは夢だ。
きっと、夢の続きを見ているんだ。
私は名探偵コナンが大好き、だからこんな夢を見るんだろう？
困惑する私を
「貴女がそうなんですね？
申し訳ありませんが、詳しいことは後ほど説明します！今はとりあえず僕についてきてください！」
「いや！？そうですけど！？え！？
ちょっと待って、夢！？！！」
こんな状況、クラスがザワつくのは致し方ない。
とりあえず私に拒否権はないらしい。
掴まれたその手に温もりを感じて、私は悟った。
_______これは現実であると。
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天桜＊(プロフ) - キリさん» はじめまして！コメントありがとうございます！！そうなんですか！嬉しいです〜！これから続編なのでそちらもよろしくお願いします！ (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
キリ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも応援しています！ (2019年7月13日 17時) (レス) id: c2c9e9fdb1 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - 結さん» コメントありがとうございます！そういう事です〜！！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - 質問なんですけど、これ目暮警部もトリップしてるってことですか？ (2019年7月8日 12時) (レス) id: f755b3d80f (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます！私もそれを狙っていたので喜んでいただけて良かったです〜！！頑張ります！！ (2019年6月7日 22時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
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