宙を舞う魂 ページ27
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誰かの声が聞こえてきた6つ目のランプから急いで離れるようにして
小走りで進む私達2年生グループ。
だが…………
ありえないものが見えてしまった。
廉、紫「うわぁっ！！！！！」
二人のバカでかい悲鳴が響きわたり
その声にさえも驚いて
“グキッ”
『いったぁ………！！』
走ろうと踏み出した足を
挫く。
目線の少し先には………
青い火の玉…。
廉と紫耀は先へ先へと私なんか置いて
どんどんどんどん走って逃げていく。
海人「A！！大丈夫!?」
『…………かいとぉ……』
唯一置いて行かないでくれたのは
心優しい海人だけ。
海人「………大丈夫だから、立てる？」
『足…………挫いたみたいで…』
青い火の玉と海人を交互に見ながら言った。
火の玉はどんどん遠くへ移動している。
すると、
海人はしゃがんで私に背中を向けてきた。
海人「おんぶしてあげる。
早く乗って？」
『え〜……!?いやいや！！
私、重いし…………』
海人「何言ってんのぉ〜！歩けないんでしょ？
それなら乗るしかないよ？
それとも一人でゆっくり歩いてくる？」
一人で……は絶対嫌だ…。
『…………乗らせていただきます…』
海人の生暖かい背中に私の身体が触れて…………
私の足を海人のゴツゴツした男の子らしい手が掴んできて……
ちょっと……ちょっとだけドキッとした。
海人「歩くよ……？」
『…………うん』
いつも、可愛いと思っていた海人が
少しだけ大人に見える。
小さい頃から仲が良かった………
幼馴染みの海人。
いつの間にかこんなに大きく…
たくましくなっていて
『………前、私が海人のことおんぶしたことあったよね。』
海人「ありましたねぇ〜そんなこと。
俺も背も低かったし、細かったしなぁ〜…」
気がついたら立場が逆転してしまっていた。
海人「…………俺、かっこよくなった？」
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スマイル(プロフ) - LOVEさん» ありがとうございます！感動してもらえてよかったです！ (2021年8月29日 19時) (
レス) id: 5c84b49db6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 何かホラーなのに感動した！ 北斗が……うん、廉くんが切ない… 面白かったです！ (2021年1月5日 16時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - ke_mero16さん» ありがとうございます！！前作も読んでくださってたんですね!?嬉しいです！！最後の廉くんで感動していただけてよかったです。そこが狙いでしたので(笑)次作も出来次第よろしくお願いします！ (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - さきさん» ありがとうございます！！毎日の楽しみになれていたようで…！嬉しいです♪次作もでき次第読んでくれたら嬉しいです！！ (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
スマイル(プロフ) - みあさん» はい！楽しみにしていてください！ (2020年6月21日 22時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スマイル
| 作成日時：2020年5月27日 18時
