[夢色パティシエール] 天才少女のパートナーは宮廷パティシエ！？ (ページ43)

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41話　久しぶりだね・・・。ページ43

A「あの、私・・ちょっと用事があるから、抜けるね。
　すぐ戻ってくるから！それまで、頑張ってね！」

いちご「？わかった！Aちゃんが帰るまでにはプリンを
　作れるようにするから！」

樫野「絶対に無理だな！」

A「楽しみしてる！それじゃあ、またあとでね！！」

タタタタ・・

～麻里の部屋～

麻里「久しぶりね、A。元気だったかしら？」

A「うん、元気だったよ。麻里も元気そうで良かった。
　パリの時以来ね。」

麻里「そうね。でも、まさかAがアンリ先生にスカウト
　されて転校してくるなんて想いもしなかったわ。」

A「ふふ♪ビックリさせたかったの。でも、まさか覚えて
　くれているとは思わなかったよ・・。」

麻里「覚えてるわよ。あの出会いは、運命だったのかもしれないわね・・。
　それより、今日は大事な話があって貴方を呼んだの」

A「大事な話？」

麻里「えぇ。A、私と一緒にチームを組んで、グランプリに出ない？」

A「えっ？私？でも・・」

麻里「貴方の実力はとても素晴らしいわ。私と貴方がチームを組めば、間違
　いなく優勝できるわ」

A「今まで参加してなかった麻里が、どうして今年は参加するの？」

麻里「それは、今の私が完璧だからよ。今まで、ずっと練習してきた・・。
　完璧になって、アンリ先生に認められる為に。今の私なら、アンリ
　先生は必ず認めてくれるはずだわ！」

A「麻里・・。少し、考えさせて」

麻里「もちろんよ。いい返事を待ってるわ」

バタン・・

～Aside～

麻里・・・

あそこまで、アンリ先生のことを・・

でも麻里、アンリ先生はそんなこと思わないと思うよ。

麻里はまだ、大切なことに気づいていない・・

～調理室～

A「ただいま・・」

いちご「あっ！Aちゃん！！遅かったね。何かあった？」

A「ううん。何もないよ。心配してくれて有難う。
　それより、プリン、出来た？」

いちご「うん！この通り！！」

A「凄い！出来てるじゃない！」

パクッ

A「うん。味もいいよ！よく頑張ったね！いちごちゃん！」

いちご「皆が教えてくれたからだよ」

樫野「ったく。本当に世話がやけるぜ」

花房「いちごちゃんが頑張ったからだよ。それより、もうそろそろ
　寮に戻ろうか。練習は又明日ね」

全「ОＫ♪」