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朝。

用意を済ませた私は、隣の幼なじみの家のインターホンを鳴らした。


暫くするとガチャっとドアの開く音がして、幼なじみ
__勝己のお母さんが出てきた。



「おはよ、澪ちゃん!」


「おはようございます、おばさん」


「あいつまだ寝てるよ!今日、朝練なんでしょ?あんなのほっといて、先に行っちゃいな!」


「あはは…そういう訳にもいかないので」




私が勝己を起こすのは毎朝恒例であり、ずっと昔からこうして朝が始まるのだ。

起こさないとその日はとっても機嫌が悪くなり、もう1人の幼なじみ、出久やクラスの子に八つ当たりするのでこうして朝練の日でも起こしに来ているのだ。


早めに出たから大分余裕はあるけど、それでも急がなきゃならないのに変わりはない。

私はさっと勝己の部屋に入り、布団を剥ぎ取った。




「かつきー起きてー」


「……」


「ねぇ、朝練なんだけど…」


「……」


「勝己ってば!」


「……」




起こせと言ってくる癖に、起こしても全く反応が返って来ないことがほとんどだ。

朝練がない日ならゆっくりできるけど、今日は朝練の日だからゆっくりなんてしてられない



「もういいよ…1人で行くから、遅刻しても知らない」


「……まてや…」


「起きてたのなら返事くらいちょうだいよ…」


「…まだ7時前だろ……」


「だーかーらー、朝練なんだってば。勝己起こしにさえ来なかったら、私はもっと寝れたんですけど」


「…ねみぃ……」


「それ私のセリフだから。はい、起きてください」


「んー……」



これ以上待っていられないので無理矢理起こして、1階に降りさせた。

用意をしている間は玄関で待っていなきゃならない。




「先行ったら殺すからな……」


「いつも待ってんじゃん、ちゃんと」


「うっせ…」



のそのそとリビングに向かった勝己の背中を見送り、私は毎月買っているお気に入りのバレー雑誌を開いた。

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設定タグ:ヒロアカ , 爆豪勝己 , 僕のヒーローアカデミア   
作品ジャンル:恋愛
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櫻ノ院 小汰楼(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!これは点数ではなくて試合に勝った数です!分かりにくい書き方ですみません!(^^; (2020年3月1日 19時) (レス) id: 3e5cd7570c (このIDを非表示/違反報告)
もも - あの、バレーって24か25点マッチでは…??3対0で勝っていたので少し気になりました。 (2020年3月1日 7時) (レス) id: de89713847 (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ院 小汰楼(プロフ) - きなこ餅さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 3e5cd7570c (このIDを非表示/違反報告)
きなこ餅(プロフ) - こういうのめっちゃ好きです!続き楽しみに待ってます!! (2020年1月30日 20時) (レス) id: 349b1bb88e (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ院 小汰楼(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!ハイキューは知っていますが内容は深く追えていないので、同じ名前の学校があるとは知りませんでした(^^;)指摘ありがとうございます、早急に変えさせていただきます! (2020年1月30日 17時) (レス) id: 3e5cd7570c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻ノ院 小汰楼 | 作成日時:2020年1月27日 20時

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