犯 人 は 誰 で す か 。

プロローグ ページ1

私の名前は三崎A、19歳。大学生。
知り合いがやっている温泉旅館にやってきた。


「夏休み暇でしょ、お手伝いしてちょうだい」


おばさんにそう言われてきたこの旅館で、私はとんでもない事件に巻き込まれることになる。

それを知るのはもう少し先のお話。



・


「Aちゃん、久しぶりね。
こんなに大きくなっちゃって」
「おばさん、お久しぶりです」
「たくさんお手伝いしてもらうわよ？」
「お役に立てるよう頑張ります」


なんて話をしながら、
これから私が住む部屋へと案内してもらった。

私の部屋は2階の角部屋。
ちなみにこの旅館は2階建てだ。

1階に5部屋プラス温泉。
2階に3部屋プラス私とおばさんの部屋。


「まずは今日泊まってらっしゃる
お客様のことを知ってちょうだい。
そうしないと良いおもてなしはできないからね」


そう言っておばさんは私に
顧客情報の書かれたノートを渡してきた。


「あなたがお客様と関わって
気づいたことはここにどんどんメモしなさい」
「はい、わかりました」



・

次のプロフィールについてですが、現在公開されている話までの情報がまとめてあります。まだ本編を見ていない方にはネタバレとなる恐れがあります。プロフィールは読まなくても話がわかるようになっています。ネタバレが嫌だという方に関してはプロフィールはいったん飛ばし、今公開されている本編をすべて読んだ後に見ることをお勧めします。

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