やわらかな午後に遅い朝食を【短編集】 (ページ23)

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裏話その5。ページ23

○僕の好きな人がよく眠れますように

急に長いタイトル。ラウールストーリーです。中村航さんという作家さんの小説のタイトルから取ってます。このタイトルすごく綺麗で好きなんです。
｢僕の好きな人がよく眠れますように｣って、そこに自分は存在してないんです。このフレーズは愛する人の幸せを願うという意味だと私は解釈しました。ラウールは大人でもなく子どもでもない狭間にいるわけですが、だからこそ｢自分が彼女を幸せにする｣ビジョンが浮かばないんです。自分の手で幸せにしてあげる術を知らない。でも、彼女ちゃんのことが大好きで幸せでいてほしい。からの、｢僕の好きな人がよく眠れますように｣です。｢僕の彼女｣じゃなく、｢僕の好きな人｣なんです。実は切なく、すごく大人なお話。

ラウールの彼女ちゃん設定メモはこちら↓
天然お笑い好きオープンリケジョ研究員独り言が多いかわいい系手フェチ家に仕事は持ち込まないタイプ年上

けけけ研究員、！？！？となりますよね。そういう頭が良く、職人気質な職業のイメージなんです…。ちょっと寝てまた仕事、というのは(完全イメージですが)そういう理由からでした。

最後に、この小説のタイトル｢やわらかな午後に遅い朝食を｣の話を！

このタイトル、秦基博さんの曲のタイトルからいただきました。すごく穏やかで優しい、でもどこか力強い曲です。日常のワンシーンにあるような言葉なので、日常を描くのに素敵なタイトルだと思い使わせていただきました。

裏話は以上です！

｢へ～｣と思っていただけましたか？(笑) 結構長くなってしまい申し訳ないです…。まさか5話に渡るとは…(苦笑)
すべて完全イメージですが、共感してもらえたり楽しんでいただけたら幸いです。これを踏まえてもう一度読んでいただけると、新たな発見があるかもしれませんね！(笑)

引き続き同じ設定でお話を書いていきたいと思いますので、今後も読んでいただけると嬉しいです！！よろしくお願いします！

2020/7/6 エマ