【アルスマグナ】半熟男子の恋(続) (ページ4)

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５３話とても楽しみです。ページ4

Aside

アキラ先輩のお陰で

私の心の中のモヤモヤは消え去り

ユニット分けして話し合いになった

ぱっくんと奏先輩と何をやるか

通称、オセロと呼ばれるこの2人は

アルスの中でも筋肉質な2人で

その中に私が入るのはすごく難しいと言っても過言ではない

奏「まずは曲から決めましょうか。」

奏先輩は本当に頼りになる先輩

寧ろ頼りでしかない

ウィト「あえて闇っぽい曲にしません？」

ぱっくんの意見に私も奏先輩も同意した

ウィト「Aちゃん、何かいいボカロ曲知らない？」

A「ボカロ曲…」

そう言われ思いついた楽曲を並べた

闇っぽいというとボカロPさん自体も大分限られてきてしまう

私がその中で選んだのは

「夢遊病者は彼岸にて」

出だしからすごい闇っぽい雰囲気の曲

リズムは中毒性があって私の好きな曲だ

奏「Aさんが振り付けをしてみてはいかがでしょうか？」

A「へっ？！」

ウィト「うん！僕もそれがいいと思う！」

A「えぇ…」

奏「とても楽しみです。」

勝手に私が振りを考えることになってしまった

サビの直前では

ぱっくんと奏先輩が私の首をしめるようにして

サビの後半では

私が亡霊として2人を呪うような

振り付けにした

ちゃんと音ハメもしたりして

それぞれのソロパートも入れて

2人に教えた

ウィト「ここは、こう？」

A「あ、そこはぱっくんの自由なように表現していいよ！」

ウィト「わかった！」

奏「ここは、どうするんですか？」

A「そこは右足を軸に回ってください！」

奏「わかりました！」

振り入れもして

全員で一度通してみると

思っていたよりも良いものとなった

あとはもう少し揃えるだけ

アキラ先輩とタツキ先輩と先生のチームも

大分順調に進んでいるようだった