How You Dare？【JN】 (ページ42)

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弟を連れて病院にいるので一緒に来てほしいと、再度お母さんから電話が来たので病院までダッシュした。

テヒョンイとAさん置いてきちゃったけど大丈夫かな。

テヒョンア、Aさんと上手くやれてるかな。

昨日家に帰った後、テヒョンアからのカトクがずーーーっと鳴り止まなかった。

テヒョン朴智旻様まじでありがとうございます
テヒョン一生感謝します
テヒョンまさかまた会えるとは思ってなかった
テヒョンほんとやばい嬉しすぎる
テヒョンやっぱかっこよかったわ～～

…などなど。

あの掏り事件の時からずっーーとテヒョンイはAさんに会いたがっていた。
好きだとか一目惚れしただとかとにかく毎日うるさかった。

売れっ子モデルがこんなんで大丈夫なのかよ…笑

そんなに好きならとっとと告っとけよ、キムテヒョン。

・

向かった病院が大学病院だったからびっくりした。

確かに家からここが一番近いんだけどさ。

JM「小児科どこだよ…」

人多いし、広すぎて迷いました、パクジミン。

あっちは内科だし、あっちは整形外科だし…

って、あれ…？

人と人の間に僕と同じよく目立つえんじ色のジャケットが見えた。

だけど、一瞬でその人は見えなくなってしまった。

あっちは整形外科か、と案内板を見上げ、もう一度目線を戻せば、

そこにはよく見覚えのある姿があった。

JM「…チョンホソク氏…」

その人が同じ学校の人だったからか、
それとも自分のことをよく追いかけてくる人だったからかは分からないが、

その姿を無意識に目で追っていた。

ホソクくんは若い男の人に支えられながら左足を引き摺るようにして歩いていた。

そして、バチッと一瞬ホソクくんと目が合った。

だけど、いつもなら僕の方から逸らしていたはずの目線も、初めて向こうから目を逸らしてきた。

JM「ホソクくん！！」

なぜか身体が勝手に動いてホソクくんのところまで走っていた。

JM「どうしたんですか、その足…」

HS「…ジミナ、頼みがある」

ホソクくんの顔には涙が乾いた痕があった。

HS「…ジミナ、僕の代わりに踊ってくれないか」

いつもホソクくんに一緒に踊ろうと言われても速攻拒否していたのに、

それでも真っ直ぐな眼差しで僕を見るホソクくんの頼みにすぐ首を横に振るなんて、

僕にはできなかった。