26 ページ26
・
TH「…あのさ、Aちゃん」
テヒョンくんはそのココアから目を離し、私のことをジッと見つめた。
TH「もし学校でジミナがいじめられてたら助けてやってくれないかな…、」
『えっ、？？』
TH「女の子にこんなこと頼むなんておかしいし、ほんっとに俺今変なこと言ってるの分かってるんだけどっ…！
俺はもうあの学園には行けないから…っ、」
もう…？
TH「ジミナは絶対自分の口から助けてほしいなんて言わないからさ…」
今にも泣き出しそうで苦しそうなテヒョンくんを断るようなことは私にはできなかった。
少し引っかかることがあったが、分かった、と私は静かに返事をした。
TH「本当にありがとう…っ！！」
『…私のできる限り頑張る』
ジミンとテヒョンくん。
お互いがお互いを大事にしてて、信じ合っていて、助け合ってて。
ただの幼馴染とは思えないくらい信頼関係が築き上げられていた。
きっと、何か、相当なきっかけがあったのだろう。
TH「なんか、暗い話しちゃってごめんね…」
『うんん、全然！』
この会話に区切りがついところで、ちょうどジミンが戻ってきた。
JM「前の人めっちゃ遅かったんだけどw」
TH「お疲れ様でーす」
JM「ひど笑
ってやっば！パフェ溶けてるじゃん！」
なんて叫びながら急いでパフェに乗るアイスを食べるジミンと、
俺も手伝う〜♡、なんていいながらそれをスプーンで掬うテヒョンくん。
私はそんな光景を笑顔で眺めていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 421人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
