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「…おいやめろ」
その低い声と共に、暴力的な私の右腕はガシッと掴まれていた。
そして、今までヤジで騒がしかったこの場所も一気に静かになったのだ。
「そ、ソクジン様っ…!!」
そう。
私の攻撃を止めたのは、
他でもない
あのイケメン王子だった。
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JN「ユナさんたち大丈夫?怪我はない?」
「は、はいっ…!」
未だに私の腕を掴んだまま、イケメン王子はこの女たちに一言かけた。
そして、逃げるようにして女たちはこの場から去って行った。
…いやいやなんで私が悪いことになってんの
『離して』
JN「やだ」
私の腕を掴みながら、朝のとは違う、どこか圧のある笑顔で微笑んできた。
でも王子、あなた腕細すぎないですか?
言ってダメなら力尽くでやるしかないじゃん。
私は王子に掴まれている右腕を思い切り引いた。
するといとも簡単にその手から逃れられることができた。
それで全て上手くいくはずだった。
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