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『うーん…ここ、上手く出来ひん』
小「もっかいやるか？」
『うん、お願い』
正門くん、晶哉、小島の3人でちょこちょこバンド活動をしているところに、最近はボーカルとして私も混ぜてもらっていて。事の発端は、3人で活動する様子を羨ましそうに眺めていたら、正門くんが「混ざる？」と声をかけてくれたこと。
佐「やっぱAちゃんの声好きですわ」
正「ええ声しとるよな。歌も上手いし」
『…そんな褒めてもなんも出らんよ？』
と、言いながらも、歌が上手い2人に言われるのは素直に嬉しくて、顔がにやける。そんな2人に対して小島はというと、何を言うわけでもなく私たちの会話を眺めていて。
大晴の言うように、照れてるんやろうな、と思うと微笑ましい。
『私、小島のキーボード好きやねんなあ』
小「…なんやねん、急に」
彼の反応を楽しむように言えば、案の定耳を赤く染めて頭を搔く彼の姿があった。
晶哉が「ドラムは？」と私の周りを犬のようにうろうろしていたので、『好きやで〜歌声も好き』と言えば、また犬のようににこにこと微笑む晶哉。これだから晶哉のこと甘やかしてまうねんなあ…なんて考えていると、くいっと袖が引っ張られる感覚。
正「……俺は？」
後ろを向けば、いつも大人っぽい正門くんが、まるで子供みたいに拗ねた顔をしていて。母性本能をくすぐられるようなその顔に、ぎゅんっと胸が掴まれる感じがした。
『…えと、好き、やけど』
どんな意味であっても、正門くんに好きと言うのはやっぱり照れるもので。ぎこちない言葉になってしまったことを、小島はきっと気付いているんだろうなと思い視線を向けると、正門くんと同じように拗ねた顔をした小島がいた。
小「…はよ続きやろ」
『どしたん？そんな顔して』
佐「あ、小島くん嫉妬したんちゃいます？」
小「うっさいわ！」
図星とでも言ったように顔を赤く染めていて。素直なのか、素直やないのか、どっちやねん。なんやかんや、後輩は可愛ええもんやなあと改めて思った。
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名無し59740号(プロフ) - 「大橋くんに、愛される。」のパスワードを教えていただきたいです！ (2月11日 1時) (
レス) id: cd3c0aeb36 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めましてコメント失礼します！「大橋くんに、愛される。」を読みたいのですが、パスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いいたします！ (9月25日 8時) (レス) id: faee03a960 (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃんっっっ(プロフ) - 初めましてコメント失礼しますm(_ _)m『その恋心を、自覚する。』『大橋くんに、愛される。』を読みたいのですが、パスワードを教えていただくことは可能ですか？よろしくお願いします🙏🙏 (7月26日 12時) (レス) id: 07a93329c4 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま(プロフ) - しおんさん» ありがとうございます☺️♡ (6月21日 20時) (レス) id: 3593907927 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - みずたまさんの文才最高です！ (6月20日 23時) (レス) id: 7cc3201467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2022年10月23日 21時
