＊ 逃げちゃいけない ページ18
阿部 side .
ふっかが病院に行ってくれた次の日、
次の舞台に向けて
最終調整で集まった6人。
そこでふっかに聞かされたのは、
もうAが治療に入っていることだった。
深澤「 俺、知らずに突然行っちゃってさ。
見られたくなかったかなって…。」
岩本「 それは仕方ねえだろ。
…てか、あと3日でまた忙しくなるし。」
一年を通して舞台が多い俺たち。
4日後の8日からは
また少年たちのミュージカルが始まる。
再演だからAも出る予定で
自主練も頑張ってたけど、
結局出れなくなってしまって。
それどころか1ヶ月ぐらい
Aに会いに行けなくなってしまう。
「 …明日、練習終わったらさ
みんなでAのとこ会いに行かない？」
佐久間「 俺も会いたい…。」
深澤「 …いいのかな。」
宮舘「 でも明日会わなかったら、
しばらく行けなくなるかもしれないし。」
みんな気持ちは同じだった。
Aに会いたい。
それなのに今は傷付けてしまいそうで、
会いに行くことすら躊躇いがあった。
.
渡辺「 行くべきだろ、Aのとこ。」
そんな俺たちの中で、
翔太だけは迷いなくそう答えた。
いつもの翔太とは違う
しっかりとした口調が男らしい。
渡辺「 この前助けた時にさ、
俺も見られたくなかったかなって思った。」
ましてやデリケートな場面に
遭遇してしまったわけだし、
助けたとはいえ
翔太なりに気にしていたらしい。
渡辺「 …でも、俺が行ってなかったら
あいつどうなってたか分かんなかった。」
助けたい気持ちはあっても、
助けられなくなってからじゃ手遅れだ。
…しばらく会えないなら尚更、
今声をかけてやるべきなんじゃないかって。
渡辺「 だから俺は行くべきだと思う。
あいつのためにも、…知るべきだと思う。」
そんな翔太の言葉に
みんな目を合わせて頷いていた。
助けたいなら知るべき。
本当にその通りだと思った。
.
逃げちゃいけない。
Aのことを守ってあげられるのは、
俺たちしかしないんだから。
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すみゆん - がんばってください！ (2022年12月25日 13時) (
レス) @page32 id: 559ab8eebe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 無断転載されていた作品消されていました。 (2022年5月5日 16時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
Marina(プロフ) - 本当にうれしい、、望穂さんお久しぶりです😭 (2022年5月5日 0時) (レス) @page32 id: bf014cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
望 穂(プロフ) - ゆゆさん» ここでしか書いていません😢 (2022年5月4日 10時) (レス) id: 09cf7327ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 他のページ（プライベッター、プリ小説）などで書いていますか？ (2022年5月4日 7時) (レス) id: 8e8be135cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年6月6日 21時
