先輩！だいすk「うるさいんだけど」そんなところも好きです！【そらる】

お弁当食べましょ！先輩！ ページ6

『そらる先輩！一緒にお弁当食べましょ！』

部活に入った日から毎日そらる先輩の教室に通ってますAです

あのまわりの人たちが睨んできたけど気にしない

そらる先輩とお弁当食べるためなら

まぁ
怖いから今日だけ

今日だけ！！

叶にも来てもらってるけど←

｢その女の子は？｣
｢どうも、工藤叶です｣
『先輩、コイツリア充なんで狙っちゃダメですよ！』
｢はいはい、狙わない狙わない｣
｢え、A。この人と付き合ってんの？｣
『そんな訳ないやん』

付き合ってたらこんなこと言わないよ
『私が！こんなに！イケメンな人と付き合えるとでも！？』

｢めんどくさいわ｣

え、悲しいんだけど

そんなこんなで
屋上に着いたお☆

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
そらるさいど

屋上にて

｢A、その卵焼き美味しそう｣
『名前呼びですか！嬉しいです！卵焼き食べます？』
｢うん、食べる｣
『可愛いですね！先輩！』
｢うるはい、だまって｣

男に可愛いとは
けしからん

｢トイレ行ってくるわ｣
『いってら〜』

何話そう

A、いきなり大人しくなったな

すると唐突に、
『先輩の夢ってなんですか？』


俺の夢？

『ちょっと気になって』

｢んー、ゲームを作る？｣
『ゲーム得意なんですか？』
｢まぁね、得意と言っていいのかは分かんないけど好きだよ｣
『私はゲーム苦手なんですごいと思います』

苦手なんだ
まぁそういう顔してる←

Aの夢はなんだろ

｢Aは？｣
『私ですか？』
俺は頷く

『私は、歌で人を救うことです』

人を、救う？

『自分のことが嫌いになった時、歌が自分を好きにさせてくれたんです』
｢Aでも自分が嫌いになることなんてあるんだ｣
『ありますよ〜！人間ですもの』
『だから、私は歌って、自分が助けられたように人を救いたいんです』

凄いな
いつもあんなに頭がおかしいのに
考えがしっかりしてる
『まぁただの理想論なんですけどね』
｢そんなことない｣
『優しいですね、先輩』


｢ただいま〜｣
『おかえり、長かったね』
｢混んでてさー｣
『あと8分だよ』
｢え！やば、ご飯全然食べてない｣
『ふはははは、リア充だからだな』
『苦しむが良い』
｢意味わかんない｣

友達が帰ってきたらまたおかしくなる
忙しいな
この子は


でも
夢を語ってたときの横顔に

胸が少しキュンとしたことには

気が付かないふりをしとこう

部活しましょ！先輩！→←頭おかしいんじゃないこの子

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