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長期休暇になると訪れる祖母の家
今年の夏休みも祖母の家に来ていた
祖母の家は代々夏祭りが行われる神社の巫女をしていたと聞いたことがある
でも母はそれを継がずにこの地を離れてしまった
だから祖母の代で巫女は終わってしまうのだという
巫女になるには10歳の時に清めの義を行わなければならないと祖母は言っていた
私はそれを受けていないので巫女にはなれない
まあ、なりたいかと聞かれたら答えは否だ
私は将来司書になりたいと思っている
読書が昔から好きで沢山の本に囲まれた職場なんて夢のようだと思ったからだ
そして、夏祭りの期間がやってきた
夏祭りは3日間行われる
盆祭りとも呼ばれるそれはあの世とこの世を繋ぐ道が開き帰ってくる御先祖様達が楽しんでまた来年来ようと思いながら帰れるようにと始まったのだと聞いたことがある
私が行くのは最終日
1番難しく量のある古文が終わらなかったからである古文のクラスが専門系か通常かに別れている珍しい学校で私は専門系を専攻した
その為、普通は習わないあのミミズがのたうったような文字の解読なんかもする
昔の人は達筆だ
何とか課題を終えた私は浴衣に着替えて友人と夏祭りへ向かった
最終日で賑わいは最高潮
熱気と美味しい匂いが広がる
友人と少し腹を満たし次はどこに行こうかと話していると、声が聞こえた
『こっちへ…こっちへ来て』
ぞわりと鳥肌がたったがこの声は友人には聞こえていないらしく普通に話している
(気のせい…だよね)
そう思い込むことにしてお面屋へ行きお揃いで頬面と呼ばれる珍しいお面を買うことにした
口元を隠すそれは狐のデザインで結構かっこいいがこれを付けたら何も食べられないねと笑う
すると、前方でこちらに手を振る集団が見えた
どうやら友人の同級生らしい
あまり人付き合いが得意ではないのでここで待っていることを伝えて少し休憩することにした
『こっちへ…こっちへ来て…』
まただ
女の人の声
頭に響くようなそんな感覚で聞こえるその声はとても弱々しい
神社で聴こえるのだから悪いものでは無いだろうけど
薄気味悪いことに変わりはない
『あなたの力が…必要なのです』
なんのことか分からなかったが行かなければと思った頭のどこかで行っては行けない、帰れなくなると声が聞こえたが知らないフリをした
立ち上がり鳥居を目指す
何の変哲もない普通の鳥居を潜ると一切の音が消えた
続く (更新停止中)
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rose†blossom - 梅じそつくねさんこんばんはrose†blossomです！！先程仕上がった内容を読ませて頂いたところヒロインは夏休みの滞在中夏祭りに来ていた時謎の声に導かれ深い森林に迷い混んで仕舞いましたが一体どう展開していくんでしょうか( ´∀`)/~~ (2019年11月8日 19時) (
レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
Fantomu∞Rosario - 梅じそつくねさんこんばんははじめまして私Fantomu∞Rosarioと申します以後宜しくお願いいたします(*´∀`)♪先程此方の作品を読ませて頂いたところヒロインと伊達軍との話になってますが一体どんな感じなるのか楽しみです♪ヽ(´▽｀)/今後の内容をお待ちしてます。 (2019年11月6日 22時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月24日 22時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅じそつくね | 作成日時：2019年10月24日 22時
