救済3 ページ4
ゲートを潜り次に目に入ったのは長い廊下だった
人間が何人も通り過ぎてはこちらを振り返る
和装で腰に刀を差していれば流石に珍しいのだろう
黒髪に続いて私。
私の後ろを栗色頭が歩く
少し歩くと客間だろうか？
洋風な部屋に通された
栗色頭が扉を開け黒髪が入りそれに私が続き最後に扉を閉めて私の横に立った彼は何故か私を見て辛そうに顔を歪めていた
黒髪がどかりとソファーと呼ばれる椅子に座り私に座れと言ったのでとりあえず座る
黒髪は手に何枚かの資料を持ち言った
｢一分一秒でも貴様と同じ空間に居たくない。早速だが本題に入る。我々は歴史改変を目論む輩……歴史修正主義者と呼ばれる者達と戦うために作られた機関だ。霊力が高いものを集めそいつを審神者と呼び刀剣男士と呼ばれる刀の憑喪神達を率いて戦ってもらう。本来は審神者になる為には試験などが有るのだがな。今回は特例で貴様は審神者になることが許可された。貴様は本来の本丸……我々は白本丸と呼ぶがそこではなく黒本丸の審神者になってもらう｣
長々と簡略化された説明を聞き黒本丸？と呟く
黒髪は面倒臭そうにイラつきながら答えた
｢審神者が憑喪神である刀剣男士に暴力や夜枷、又は拷問をしていた事により肉体的にも精神的にも傷つけられた者達がいる本丸を黒本丸と呼ぶ。過去に5人の審神者を送ったが……生きて帰ってきたものはいない｣
私はそれを聞いて少し同情した
人間に痛めつけられた……
それを聞いて顔の左側……前髪と包帯の下がズキンッといたんだ気がした
｢……なるほど。私ならそう簡単に死なないから気が済むまで彼等に自分達が受けた屈辱を晴らせと言いたいわけですか｣
黒髪は物わかりがいいなと言ってその本丸のコードと巫女服と刀帳 を渡してきた
｢これはその黒本丸のコード。次の段階はそれに着替えてからだ。さっさと着替えろ｣
隣の個室で渡された巫女服に着替えてまたソファーに座る
今まで着ていた着物は風呂敷に包んで刀と共に置いてある
黒髪は私が座ったことを確認すると入ってこいと扉に声をかけた
その声に続いて2人の青年が入ってきた
1人は黒髪に眼鏡をかけすこし緩く服を着たやる気のなさそうな男
もう1人は少し癖のある銀髪に頬面をして肩に狐を乗せた少し不思議な男
｢逆らえばすぐに刀解する契約で貴様の見張り役を務めてもらう｣
その言葉に彼等は黒髪を睨みつけてから私を見て自己紹介してきた
ラッキーカラー
あずきいろ
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凛々 - 明石、ここでも寝てるのか...(ToT) (2019年10月24日 16時) (
レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！続きが気になります！続き頑張って下さい！ (2018年11月25日 16時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
桜美舞 - めっちゃ続きが気になります！更新頑張って下さいね！ (2017年2月23日 0時) (レス) id: 5518585154 (このIDを非表示/違反報告)
華杏萌葱(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読んでます！１６話読んで思ったんですが、乱ちゃんの鳴狐の呼び方、違ってませんか…？ばみちゃんにも兄さん付けてるし…。私の思い違いだったらすいません…。これからも更新頑張って下さい！応援してます！！ (2017年2月8日 12時) (レス) id: a23c971960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅じそつくね | 作成日時：2016年10月7日 2時
