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彼女は夢の中 ページ14

Aside
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黒くふわふわした空間が続いている。周りが何も見えないけれど、自分の体の輪郭だけははっきりしている不思議な空間。

少し離れたところに小さな光が見えている。

『…?なんだろう…?気になる…』

近づいてみると、それは自分の身長よりも大きな鏡だった。とんでもなく綺麗な装飾が付いていて、とっても高価なもののようにみえる。

『何か…写ってる…?』

そっと近づいて覗き込む。

『っ…!!』

何が起きたのかわからないうちに、また別の場所にいた。







『周りが騒がしい…ここは?』

全く来たことが無い場所のはずなのに、知ってるような気がする。

服装も全く変わっているけれど、なんとなく自分のものな気がする。

「あ、見つけた!A!早く行こう?」

『…だれ?』

「やだなぁ、記憶喪失のふり?」

『ちょっと違う…』

「ふ〜ん…。まあ、いいや。私は◻◻◻!よろしく…って言えばいいかな?」

『あ、えっと、よろしく…』

名前のところが聞き取れなかった。でも急いでるみたいだしいい…かな?

「私、行きたいところがあるの!早く行きましょ!」

急に思いっきり手を引っ張られて少し、バランスを崩したけど慌ててあとをついていく。

『ねぇ、どこにいくの?』

振り返ったその子の表情は逆光でよくわからなかった。

その瞬間また私の意識は遠のいていく。

ぼーっとしている中で、あの子が

「A、絶対に私のところに連れ戻してあげる」

といった。ぼーっとしていたから思い違いかもしれないけど。
…少し、表情が暗い感じがした。


やっぱりあの子の名前、ちゃんと聞いておけば良かったな…

大慌てな周りの話→←太宰家のお食事事情



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深呑(プロフ) - 霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推しさん» 有難う御座います!恐ろしい程の蛞蝓更新ですが頑張ります!宜しくお願いします! (2018年9月8日 22時) (レス) id: 1989dee107 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢どうふ・芥川,にろ,高杉推し - 残念だな…其れが首領だ…はい。面白いです!更新頑張って下さい! (2018年9月8日 1時) (レス) id: 8add41b466 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:深呑 | 作成日時:2018年7月15日 13時

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