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イルミの任務の付き添いの翌日、私は、ヨークシンに来ていた。
理由は簡単、例の幻影旅団との仕事の打ち合わせの為である。
送られた待ち合わせ場所に向かうとそこは廃墟だった。
「アジトにするには最高の場所ね」
そう呟き、覚悟してそこに足を踏み入れた。
ピリピリとしたオーラを全身で感じる。
団員だろうか？人数は5人程、ヒソカもいるように感じる…
この人達も私が入って来てることを感じ取って居るだろう。
その数人の気配を辿りながら先へと進むと開けた場所に出た。
そこにはヒソカと、ピンク髪の女の子と、眼鏡をかけた子、金髪の男の子と髪を一つに束ねた男の人がいた。
その人たちは一斉に私の方を見ていた。ヒソカ以外は殺気を交えた視線だった。
「あの、団長さんにお会いしたいのですが、どなたでしょう？」
待ち合わせをしてるのだから、この中の誰かだろう、そう思い声をかけると、空気がピリッと鋭くなった。
「…あんた、一体誰なの？」
強い口調でそう声をかけたのは、ピンク髪の子だった。
あまりの殺気に思わず一歩後ろに下がると、後ろには、髪を束ねてた男性が退路を塞いでいた。
完全に警戒されている…
ふと、助けを求めるようにヒソカに視線を送るが、この状況を楽しんでるのか不敵な笑みを浮かべた後、携帯を取り出した。
彼の助けを借りれなさそう、そう思い深呼吸する。
「本日、幻影旅団の団長と名乗る方とこちらで待ち合わせをしていた者です。」
正直にそう言うも、空気は変わらず鋭い。
「団長そんな事言ってたっけ？」
不思議そうに言ったのは眼鏡をかけた子だった。
最悪な事に、この場に団長はいないらしい。いないならいないで、知らせておいて欲しいものだ、いや、もしかすると試されてるかも？
そう脳内で整理していたら、急に冷たい感触が首元を襲った。
その正体は刀の刃だった。
私の後ろに立っていた男がそれを私の首に当てていた。
「動くな」
本格的にやばい。そう感じとってると、団員達はちょっとした口論になっていた。
議題は私を殺すか殺さないかである。
本当に団長の客人かもしれないから帰りを待とうと言う者と、今すぐ殺そうと言う者。
個人的には前者を希望するのだが…
「じゃあ、いつものコインね」
そう言ってピンク髪の子がコインを取り出したその時、金髪の男の子が「あ」と声を上げた。
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吉田 夕陽(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。今までのイルミの作品の中でこの作品が一番しっくり来ました！とても良い物語でした！！ (2022年2月28日 12時) (
レス) @page13 id: ab26c36e5b (このIDを非表示/違反報告)
tk - 投票1回では足りないくらい、大好きな作品です！ (2021年5月5日 0時) (レス) id: 1337dc1b37 (このIDを非表示/違反報告)
tk - うおおおおおおおおおおおおおお！！！ 更新ありがとうございますうううううう！！！嬉しいです！！ (2021年3月22日 21時) (レス) id: 311d9fd560 (このIDを非表示/違反報告)
はざくら(プロフ) - 素敵な作品です！最更新楽しみにしてます！ (2021年2月27日 0時) (レス) id: 86be810755 (このIDを非表示/違反報告)
きき - 今まで読んだイルミ夢小説の中で一番良かったです。理想のイルミでした。キャラ崩壊ほど甘くなくてとても理想的でした。続き楽しみに待ってます。 (2021年2月24日 3時) (レス) id: 9b6d1d410f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2020年4月2日 17時
