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あの時止めるの大変だったなぁ、なんて思い出に耽っているとヒソカは続けた。
『ボク、今年ハンター試験受けるんだ』
なぜ私にそれを言う…
いくら考えても答えは出ず、ちょっとした沈黙の後、あっそ、と素っ気なく返す。
『あれ？もしかして興味ない？』
『興味ないと言うより、去年も同じこと言ってハンター試験受けに行ったかと思えば��試験管気に入らなくて半殺しにしたら失格になっちゃった��なんて悪びれる様子も無く言いながら帰ってきたよね、と思って』
『ああ、そう言えばそんな事もあったね』
まるで今さっきまで忘れてたかの言い様、どうせ覚えてたんでしょなんて思う。
『Aも来なよ、楽しいかもよ』
薄ら笑みを浮かべているであろう彼の顔が想像できる声色に今すぐ電話を切りたくなる。
『いやよ、興味ないし。電話はそれだけ？』
『いや？本題は2つある、どっちが聞きたい？』
どっちが聞きたい。
その内容を少しも知らない状態でどう選べと言うんだ…
『…急用な方から』
『おーけー。今から送る名前の人物の情報が知りたい』
『へー、ヒソカから仕事の依頼が来るとは思ってなかったよ』
『酷いなぁ、ボクだって仕事はするさ』
今回のは知り合いのための情報だけど、と付け加える。
ほらやっぱり、ヒソカから依頼が来るなんておかしいと思ったんだ。
と、思いながらまたもやカルテを出し、メールで送られてきた名前を記入する。
『高いよ』
『知ってる、払うのはボクじゃないし』
『ヒソカ通しての依頼だから、支払うのはその人でも振込みするのはあなたよ』
『うーん、面倒だね』
『で、2個目の要件は？』
そう聞くと、何が面白いんだか、ヒソカは奇妙な笑い声をあげた。
ああ、知ってる。
暗殺の為に育てられた私でさえも背筋が凍る感覚…
『ねぇ、A、いつ戦わせてくれるの？』
今ヒソカは、私を壊す想像をしてる。
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる？感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする！！！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2019年11月28日 23時
