オクタヴィネルで唯一飛行術が得意な生徒【ツイステ】【男主】 (ページ7)

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それにしても…

『ハートの女王の像が丸焦げだ…』

僕…いや、NRCの生徒全員が讃えるグレートセブン。その一人であるハートの女王に傷をつけるとは…
ずいぶん恐れ知らずのようじゃないかそいつらは

『…帰るか』

踵を返そうとしたその時。
食堂から、何かが壊れる音がした
ただの興味本位で僕はそこに足を向けた

_食堂_

ｸﾛｳﾘｰ「_全員、即刻退学です！」

学園長がそう言い放ち、爆発頭と僕と似た髪色の奴が叫んだ
そんな彼らの近くには…壊れたシャンデリアが散らばっていた

青髪「そんな！どうかそれだけはお許しください！」

この学園でやることがある？これほどのことをしておいて許してもらうつもりか？

ｸﾛｳﾘｰ「馬鹿な真似をした自分を恨むんですね」

学園長の言う通りだ

青髪「弁償でも何でもします！」

無理だろう。学生じゃあ到底手の出せない代物だろう
学園長も似たようなことを言った

爆発頭「で、でもさ。先生の魔法でパパッと直せちゃったりとか…」

馬鹿が。魔法は万能ではない。そんなことが出来るのであればハートの女王の像も、シャンデリアの件も、許されるものだろう。そんな簡単なことすらわからないのか？

そして、魔法石すら壊れているとは…
何かボソボソと呟いているが…

ｸﾛｳﾘｰ「そして、そこにいるヴォランテ君は危険なので早く降りなさい！窓の縁に座ってないで！言いたいことがあるなら口にしなさい！」
『んー、大丈夫だよー。がくえんちょーがほとんど言ってくれたし』

ｸﾛｳﾘｰ「それなら良いんですが…。…そうだ、一つだけ、一つだけ、シャンデリアを直す方法があるかもしれません」
青髪/爆発頭「えっ！」
『あぁ、魔法石か』

まったく、こんな簡単なことにも驚くなんて…

ｸﾛｳﾘｰ「台詞を取らないで下さい！…まぁその通りなんですが…」
『確かこの魔法石、ドワーフ鉱山のものだろう？そこにある、同じ性質の魔法石があれば』
ｸﾛｳﾘｰ「『修理も可能』」

だけどな～…あの鉱山は、

青髪「僕は魔法石を取りに行きます！行かせて下さい！」
『ん～でも魔法石が残ってる可能性、0に等しいよ？』
ｸﾛｳﾘｰ「そうですよ、鉱山が閉山されてからかなり経ちましたし…」

そうなんだよなぁ…

青髪「退学を撤回してもらえるなら、なんでもします！」

青髪君はマジメ君だねぇ。でもそれがもしかしたら命取りになるかも…
そんなこんなでドワーフ鉱山へ行く事が決まった