今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:52,043 hit
小|中|大
感情 ページ8
.
「A!」
「凪砂様」
ほわっと優しい香りに包まれる。
燃えるような、深いオレンジに見つめられた。
「A様は閣下ともお知り合いだったんですねぇ〜いやぁ、その人脈羨ましい限りでありますなぁ!」
「七種様、自分にはお構いなく。」
「釣れないこと言いますね。殿下の使用人...なら尚更気になってしまう存在なのですが」
「...」
じっとどちらとも目を逸らさない。
背丈では負けていても、こんな奴に足を掬われる訳にはいかない。
「お言葉ですが、」
「ストーーップ!Aも茨もいい加減にしてほしいね。凪砂くんがいるのにそんなピリピリしないでね」
「日和坊っちゃま...っ失礼、いたしました。」
「もう...Aも珍しく感情が大きく出ちゃったね。」
「Aそんな顔もするんだね...私初めて見たよ」
「凪砂様、」
確かに、巴家で過ごしてから怒りとか、悲しさだけでなく喜びや楽しみも大きく感情に出していなかった。
……出せていなかった。
口角を上げ、こちらを見つめる七種茨。
懐かしさと。どこか憎しみを思い出させる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時


お気に入り作者に追加


