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感情 ページ8

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「A!」

「凪砂様」



ほわっと優しい香りに包まれる。
燃えるような、深いオレンジに見つめられた。



「A様は閣下ともお知り合いだったんですねぇ〜いやぁ、その人脈羨ましい限りでありますなぁ!」

「七種様、自分にはお構いなく。」

「釣れないこと言いますね。殿下の使用人...なら尚更気になってしまう存在なのですが」

「...」



じっとどちらとも目を逸らさない。
背丈では負けていても、こんな奴に足を掬われる訳にはいかない。



「お言葉ですが、」

「ストーーップ!Aも茨もいい加減にしてほしいね。凪砂くんがいるのにそんなピリピリしないでね」

「日和坊っちゃま...っ失礼、いたしました。」

「もう...Aも珍しく感情が大きく出ちゃったね。」

「Aそんな顔もするんだね...私初めて見たよ」

「凪砂様、」



確かに、巴家で過ごしてから怒りとか、悲しさだけでなく喜びや楽しみも大きく感情に出していなかった。
……出せていなかった。


口角を上げ、こちらを見つめる七種茨。

懐かしさと。どこか憎しみを思い出させる。

対峙→←事務所



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作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時

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