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恨み ページ17

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「そしてここが休憩室です。基本的にドリンクは無料で飲めるので是非。」

「これもフクリコウセイ?ですか」

「そうですね。まぁここに所属するアイドルも飲めるのですが」



淡々と館内を案内する茨様
...先程から感じる視線にきっとこの人も気がついている。

彼を見れば彼もまたこちらを見ていた。
施設育ち同士、使っていたアイコンタクトは同じだったか。
言いたいことはわかった。



「では、私は先に戻りますね。」

「えぇ。お疲れ様です。」



茨様の元を離れ、休憩室を出る。
と同時に不自然に中へ入っていく人


踵を返し、ドアの影から自販機側を向いている茨様に近づく姿を確認した。



「ところで。」

「っ!!」

「貴方はどちら様?回答によってはこの腕、折れますけど」

「おぉ〜見事な絞め技!」



パチパチと笑いながら拍手をする彼
もはや狂気じみている。



「くそ!なんだこの女!七種てめぇは許さねぇからな!」

「己の実力がないことを棚に上げて相手を責めますか。首を切られても尚騒がしいのは元気な証拠でありますなぁ!」

「あ〜、私の話聞いてます?」



至近距離で男を睨み、そう返せばヒッ!と情けない声を上げた。
顔もイマイチ。背丈は茨様より多少高いが、身なりもなっていない。

許さないとキレながら、実力がないと言われた時の表情の変わり様...もしかしてこの人アイドルだった、とか?



「この方、元々うちの事務所所属だったんですよ。」

「やっぱり...アイドル辞めさせられたからって、こんな物騒なもの持ち歩かない方がいいですよ」



片手で絞めたまま、男の懐にあったブツを取り出す。



「ほぉ、スタンガンですか。まぁ自分には効きませんけど!」

「くっそ!なんなんだお前ら!」

「A!茨!」



騒ぎを聞きつけたスタッフや、日和坊っちゃま達が急いで駆け寄ってきた。

男は必死に暴れてるがガッチリ抑えられているため逃げ場もない。
というよりこの状況で暴れてまずいのはこの男だ。



「それ以上暴れたら腕折れちゃいますよ?」

「その子の言うことは確かだから大人しくしといた方が身のためだね。」

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作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時

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