可愛らしい ページ16
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「すみません、」
「いいえ、問題ないです」
パソコンが使えないと顔に思いっきり書いてあった。
殿下に業務連絡もすぐ伝わるようにAと連絡先交換しとくね!とあったのに連絡を送っても一切既読にならなかったのはそのせいか。
すぐブロックされたのかと。
初めて会った日は互いに警戒して、Aさんも視線が鋭かった。
...だが今日の彼女は警戒心が少し解けているからか、持ち前の大きな瞳が印象的で、機械を扱えないと言った時も少し悔しそうに唇を噛む、年相応の表情をした。
正直、可愛らしいと思ってしまった。
まぁこの方に手を出そうものなら殿下に縛り上げられるだろうし、考えただけで恐ろしい。
「殿下、失礼します」
「毒蛇。登録は終わったの?」
「はい。後は閣下がお越しいただくまでにビル内をご案内しようかと」
「仕事だけは早いね。凪砂くんが来たら僕が連絡してあげるからしっかり教えてくるといいね!」
「お褒めに預かり恐悦至極であります!では」
殿下に許可を取り、AさんにES内を軽く案内することにした。
場所を覚えるのは今日だけでもできるだろう。
とりあえず各階にある施設や事務所と休憩室…あとは、
「Aさん。殿下に許可をいただきました。案内します」
「あ、はい。ありがとうございます」
事務所とは別である副所長室も教えとくか。
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作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時


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