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ただの追っかけ10 ページ11
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こはくAはん?桜河やで。届いとるかな。
｢ﾝ"ｯｯｯ…｣
自宅へ着いた時1件の通知が目に入った。
そういえば夢じゃなかった。
『生で見たこはきゅん最高！』と打って消した。
正気に戻れ馬鹿か。
まるで初めて好きな人にメッセージを送る学生の気分だ。
女子高出身のため、恋なんて小学生のばぶばぶしてた時からしていない。
AAです。今日はありがとう!またライブ行きます
｢完璧だろ。｣
送信ボタンをタップして大きく息を吐いた。
彼は今年で16歳、
自分は今年で22歳。
6歳差もあるし向こうはアイドルで未成年
手を出したらタダでは済まない。
この先の展開など、望んではいけないのだ。
ただの、アイドルとファンなんだから。
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作者名：はなちゃ | 作成日時：2021年6月26日 21時
