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この野郎さしやがったのか?!
急いで角を曲がると相良はいなくなっていた。
あたりは血だらけだ。
急いで駆け寄ろうとすると俺の耳に信じられない声が飛びこんできた。
「あーぁ...汚れちゃったよ。
今日制服おろしたばっかなのになー」
え?
いやいやいやいやいやいやいや、え?
刺されてるんだよね?
俺のー見間違い?
俺の困惑をよそにAは平然と立ち上がり、歩き始めた。
おい...こいつまじで悪魔なのか...?←
「お、おい!」
「はい?あ、八つ橋さんだー」
Aはカバンで血を隠しながら応えた。
そのカバンを奪う。
「あ!ちょっとなにすんですか!」
ーー間違いねぇ。刺されてる。
「お前さ、ナイフで刺されたよな?」
「あー服の中に雑誌入れてたんですよ
私が育ったの銃社会の国だしいつ撃たれるかわかんないし」
「その雑誌は?」
「捨てましたけど?」
「血は?」
「もーやたら首を突っ込みたがる人ですねー。血糊ですよ」
嫌だなぁと笑いながらいう。
...いや、これはマジで刺されてるはずだ。
血の匂いもかすかにする...と思う。
「おまえ...なんか隠してんだろ」
「...あはは。そりゃ初対面ですからね。秘密があるのは当たり前ですよ」
Aは笑いながら背を向けた。
その背中を掴み、こっちを向かせる。
「笑い事じゃねぇ。
言えないことがあんだったらそれでもいい。
とりあえず病院行け。場所わかんねぇならつれ
てってやるから」
「...ですか」
「え?」
「「...だから血糊だって言ってるじゃないですか!ほっといて!」」
そう言って俺を突き飛ばすと走って行ってしまった。
あいつ...
まぁ、俺は関係ねぇからいいよな。
ほっとこ。
もしかしたらほんとに血糊かもしんねぇし。
そう思いながらも俺の足はAを追いかけていた。
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日向夏(プロフ) - 教えてくださってありがとうございますm(_ _)m (2019年3月22日 16時) (レス) id: fe3d80a53c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月22日 15時) (レス) id: 2c87b61af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日向夏 | 作成日時:2019年3月22日 15時