メンヘラ彼氏と【YG】

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ーYou sideー







カッターを腕から離すとどろりと血液が腕を伝う









勿体ない









無意識にそう思って









自分から流れる血液を舐めた









『ユンギくん？』









私はユンギくんの目を真っ直ぐ見つめる









『私は汚い？』









目線はずっと交わったまま









ユンギくんは口を開く









｢……キレイ。｣









そう言うとユンギくんは私の腕の傷にキスをしてくれた









それから舌を這わせてくる。









ユンギくんも私と同じように









吸い取るように









ユンギくんが一通り舐め終わったら









今度は私がユンギくんの腕に顔を埋める









口の中にじんわり甘い味が広がる









『ユンギくんが甘い』









そう言ってユンギくんにキスをする









｢おれも、Aが甘い｣









唇が離れたあとにそう呟くユンギくんは、









今まで見たことないくらいに綺麗で









どこかに消えてしまいそうだった。

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