【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission180 ページ40

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恐らく、送迎など必要ないってのにガキじゃあるめーしと思っているであろうコナンくんに無理矢理付いていく。




恐らく大丈夫だろうし、もし狙われた時は私一人程度じゃ何の盾にもならないだろうがそれでも。




彼はまだ子どもである。


外見も、そして中身も。







「ね〜Aさん、もし狙撃されたら傘なんか意味ないと思うよ？」

「いや〜私もそう思う」

「え、じゃあなんで傘差してるの？」

「梓さんが心配して用意してくれたやつだからお守りがわりにかな〜」

「あ、あぁ〜〜……」







普段の私を思い出して恐らく納得したであろうコナンくんに私は少し笑う。






「で、どうなのコナンくん」

「ど、どうって？」

「捜査の進行状況は？」

「………………」

「あんまり危ないことに首突っ込んじゃ駄目だよ」

「…………今更だよ」

「あはは、そうかもね」





コナンくんは前を向いたままぼそりと呟く。


私も前を向いたまま笑い声を漏らす。





「ま、コナンくんは真実を知る権利を与えられた数少ない人間だからね、何を犠牲にしようとも進まなきゃだめだよ」

「……なんか引っかかる言い方だね」

「安全第一でよろしくな！！！」

「う、うん」

「行け、名探偵！！！事件の真相を暴けるのはお前だけだ！！！！」

「テンション高いねAさん」









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