【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission167 ページ27

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捜査の間、正直割と暇である。


警察官から離れるわけにもいかないし、スマホは預けたままだし。



早く帰りたいなあと思いつつきょろきょろしていれば、コナンくんがちょちょいと手招きしているのが見えた。




なんだなんだと近付いて目線を合わせれば、声を潜めたコナンくんが聞いてくる。





「Aさん、携帯に仕掛けられた発信機は警察にバレなかったの？」

「あ〜あれね、多分アプリとかじゃなくて直接プログラムに組み込まれてるはずだから見ただけじゃ分かんないと思うよ」

「そうなの？」

「詳しいことはサッパリだけど、使ってて充電の減りが早い以外は不自由感じたことないからそうだと思う」






それにまあ私が追跡される側だしね〜、と笑えばコナンくんもそうだね、と苦笑いした。





「あら、誰が追跡される側なの？まさかAちゃん？」

「じょ、ジョディ先生！？」





聞こえていたのか、近くにいたジョディ先生がこちらを覗き込んでくる。

コナンくんは一瞬驚いて、冷や汗を垂らしつつすぐに口を開いてみせる。





「ううん！この間ね、AさんがGPS機能を使った鬼ごっこをしたって言ってたからそのアプリが残ってたらAさんが疑われちゃってたかもと思って！」

「確かにそれは危なかったわね……」

「面白いんですよ、大学とか広めのフィールドで位置情報握り合った鬼ごっこするの」







今度ジョディさんもどうです？と素で誘ってから年上のFBIを鬼ごっこに誘う大学生ってどうなんだと思った。


それに対してジョディ先生はそうね、また機会があればやりましょうか！とウインクしてくれた。やっぱり出来る美人は違うね………好き…………







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