【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission157 ページ17

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いつのまにか青子ちゃんの背後に現れていたのは、






「あ、青子ちゃん、もしかして彼が幼馴染くん…………？」

「はい、すみませんウチのバ快斗が！！」

「あっいえ、えっ、いえ…………」






ふるふると震えながらその少年を指差せば、青子ちゃんがガバッと頭を下げる。





「ほら快斗も！！！初対面で突然スマホ消されたらびっくりするでしょ！！！！」

「あだだだだだ分かった分かった謝るから！！！！！！離せ！！！！痛え！！！！！！！」





青子ちゃんにむんずと耳たぶを掴まれ、強制的に頭を下げさせられた少年が悲鳴をあげる。



私は慌てて大きく手を振った。





「あっいっいえ全然大丈夫ですよ青子ちゃん！！まっマジックですか、すごいですね！！？あっいやあの頭上げてください全然大丈夫なので！！！！」





私の言葉に青子ちゃんはガバッと頭を上げる。


その大きな動作に耳たぶごと振り回された少年がまた悲鳴を上げた。





「ほんとすみませんでした！！ほら快斗！！！」

「す、すみませんでした！！！！」





ほとんど悲鳴のような謝罪に私は苦笑いするしかない。





「だ、大丈夫ですよ青子ちゃん、彼きっと青子ちゃんがナンパされてるの見て焦っ＿＿＿」

「だあ〜〜〜〜！！！！！あっえっとお姉さんは青子に何の御用だったんです！！？！？！！！」






眉を下げながら何も知らない振りをして、からかうような台詞を投げれば顔を真っ赤にした黒羽快斗が大声をあげてそれを遮る。


いやあ甘酸っぱくていいわね………………







「いや、体調悪そうに見えた私を心配してくれたのでそのお礼にお茶でもと思いまして…………折角ですし、この後急ぎの予定がなければ快斗くんもご一緒します？」






さっき怪盗キッドの中の人はお呼びでない、と言ったな？あれは嘘だ。



こんな可愛いカップルをみすみす逃す手ある？私はもっと間近で眺めたいね。









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