【名探偵コナン】東大生、必死だってさ。3 (ページ6)

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▽mission100 ページ6

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「誰か知り合いでもいました？」

私の顔を覗き込んで追及してくる安室さんの笑顔が微妙に笑っていない気がするのは気のせいであってほしい。また妙に疑わしいことをしてしまった。ヤバい。

どうにか誤魔化そうとさっと目を走らせると小さな影がサッと走った気がした。

「こっコナンくんがいたような……？」

「へえ、コナンくんが？」

「あ～、えっとあそこかな！？！！」

笑っていない笑顔でまたずずいと近付いてきた安室さんから横に逃げ、少し先に出来ている人だかりを指差す。

人がいっぱいだから見間違いでも誤魔化せるかなあ～～～～でも相手天下のバンブー様だからさあ～～～～…………

う～～～～んやらかした！！！と脳内で叫んで遠い目をすれば、人だかりの方から声が聞こえた。

「あっ！！ちょっと蘭、あの二人安室さんとAさんじゃない！！？！」

「え？あ、ほんとだ」

「なんか距離が近いような…………もしかしてそういう関係……！！？！」

「ちょっと園子……」

「わ～～～～ちょっと園子さん誤解誤解誤解です！！！！！」

聞き慣れた声と、その内容に慌てて大きく手を振る。

姿を視認出来ていないが恐らく人違いではないはず。

安室さんの横をヒョイとすり抜け人だかりの方に近付く。

「あっいたいた園子さんに蘭さん………に、ワア……侑斗お前なんでいんの………」

「えっ……いや毛利先輩と鈴木先輩と偶然会って……一緒に帰ろうって言われて…………」

「両手に華やんけ………」

人だかりの中心の方、そこにいたのは蘭ちゃんと園子お嬢様だけでなく、

「えっウソ、山崎くんのお姉さんってAさんだったの！！？」

「そういえば少し似てるような……？？？」

帝丹高校一年生の我が弟、山崎侑斗である。

そういえば今日蘭ちゃん達が帰り遅くなるのって学校の行事だったっけ…………だから侑斗も遅いってことか………………

人だかりを掻き分けて弟の近くまで行けば当然のように安室さんも着いてきた。

「あ～～、バイトの先輩。安室さん」

「初めまして、安室透です。Aさんにはいつもお世話になってます」

「ど、どうも……山崎侑斗です…………」

誰だこのイケメンみたいな顔をした弟に軽く安室さんを紹介する。

それに続いて自己紹介し合っているのはいいが侑斗のコミュ障がバレバレである。

ほら…………思春期で反抗期だからさ………………

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