検索窓
今日:179 hit、昨日:316 hit、合計:1,787,981 hit

▽mission125 ページ31

*








「ちょッッッ待ッッッッッ大尉〜〜〜〜!!!!ストップ大尉待ッッッッ大尉〜〜〜!!!!」

「ンニャ〜〜〜」

「返事はいいから止まって!?!!?!」





慌てて塀の向こうに回り込み大尉を見つけるも、すぐに走って行ってしまった大尉を全力で追いかけた。


周りの人に変な目で見られたがそれはそれは全力チェイスだ。


コナンの世界線で猫と全力のチェイスしてるの私くらいじゃない?とか思いつつ高校の体育以来の全力疾走をした私は、






「ゼェ……ハァ………やっと追っ付いた………グェ」

「な、何があったのAちゃん…………」

「おつかれさまゲホッです梓さん……ゲッフォ」

「とっとりあえず一回落ち着いて???」





結局追い付けずにポアロまで辿り着いた。無念。


ここまできたら仕方ない、私が大尉だ。少年探偵団を助けるお役目引き継いでやろうじゃないの。



梓さんの用意したご飯を食べている大尉を眺めつつ息を整えようと深呼吸を続けていると、安室さんが現れた。






「梓さん、マスターが呼んでますよ……おや、Aさん?今日はお休みでは?」

「あ、はーい!」

「安室さんおつかれさまです………本日お休みの山崎です………」






中に戻っていった梓さんを見送って、こちらに視線を向けた安室さんに疲れ切った笑顔を作る。


やっと息が整ってきた、死ぬかと思った。





「な、なんでそんなに疲れてるんですか……」

「ちょっと大尉と追いかけっこしてまして」

「何歳ですかAさん」

「じゅうはっちゃい」

「そんな幼児みたいな言い方で」






すかさず突っ込んだ安室さんに苦笑を返しながら手に持ったレシートをヒラリと振ってみせると、安室さんは可愛らしく小首を傾げた。女子高生かな?






「おや、それは?」

「さっき道端で大尉と戯れてたら大尉の首輪に挟まってて……偶然挟まった感じじゃなかったから戻しとこうと思ったら逃げられたんですよ」

「首輪に挟まっていた、とは?」

「パッと見た感じレシートなんですけど……」






真実を知らないふりをしてそれとなく事の次第を話そうとする。

だって本当はこれ梓さんの役割だったはずだもん…………








*

▽mission126→←▽mission124



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1427 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3712人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Skyでツンニキになりたい雀 - ミステリアスでアダルティックな感じの男の人を観賞用としてみる夢主ちゃんちゅき。 (2021年10月29日 23時) (レス) @page3 id: 11ee266d0f (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - シリアル増し増しでめちゃくちゃ面白いです! (2021年7月13日 15時) (レス) id: 36860c259a (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続編も楽しみです。よろしくお願いします。 (2019年7月25日 15時) (レス) id: 0b8d839863 (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - トッケビ通じますわ辛い、、、((( (2019年7月21日 19時) (レス) id: a83a008361 (このIDを非表示/違反報告)
natsukomizumura(プロフ) - 超すきです!応援してます! (2019年6月17日 7時) (レス) id: 2c9aa8af7f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年5月3日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。