【名探偵コナン】東大生、必死だってさ。3

▽mission112 ページ18

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ポアロを出て、流石に道端で立ち止まれないのと盗聴器を恐れて目に入ったゲーセンに入る。


多分今日は付けられてないはずだけどここじゃガチャガチャうるさくて何も聞こえんでしょ。




壁際に据えられた休憩用のベンチに座ってメールを開く。

届いたのは大体3時間前。勤務中だから全然気付かんかったわ。


文面は、




『明日迎えに行きます』


「あの世から？？？」




短い人生だったな…………と最初に思ったのも致し方ないと思う。主語とか目的語とか色々足りないわよ沖矢さん。



とはいえあちらさんからのお誘いを断れる度胸があるわけもなく、明日のシフトも今日と同じ時間帯だけなのを確認してその旨をメールする。



五分もしないうちに返ってきたメールを見て真顔になった。




『了解』




了 解 。



シ ン プ ル イ ズ ベ ス ト 。





間違いなくこの間の盗聴器の件を問い詰められんな…………と気分が重くなった。



ゲームセンターの喧騒の中、一人で考える。



どう言い訳するか、もしくは正直に話してしまうか。



だが恐らく言い訳は得策ではない。



とすれば問題になるのはどこまで話すか、だ。




バーボンの正体を知っていること、ベルモットと接触したこと。



隠すことが私を守るのか、殺すのか。



何を隠し、何を守り、何を語り、何をすべきか。





頼れるのは自分だけ。





大きく深呼吸して立ち上がる。







「…………UFOキャッチャーしてか〜〜〜〜えろっと！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」





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