【名探偵コナン】東大生、頑張ってみるってさ。2

▽mission75 ページ29

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「クソ…………イケメンはパンケーキと並べると絵になるな……………………」

「Aさんもなかなか絵になってますよ」

「これがイケメンの余裕か…………」





30分ほど並んで入った店内は女の子だらけで、褐色イケメンと雰囲気イケメン女子の二人組はめちゃくちゃ目立つ。雰囲気イケメンって自分で言っちゃったけど多目に見て欲しい。





「ずっと来てみたかったんですけど男一人じゃ来づらいもので……」





フルーツが山盛りトッピングされたふわふわのパンケーキを前に安室さんが微笑む。


私も抹茶のパンケーキにナイフを入れながらふと思った。





「いや、梓さん誘えばよかったんじゃないですか？？？？？？私のせいで余計目立ってるじゃないですか」

「安室さん目当ての女の子に叩かれたくないので！って断固お断りされました」

「アッ…………イケメンは辛いですね…………」




軽く同情しながらパンケーキを口に運ぶ。なるほど私がキャスティングされた訳だわ。




「………ウマッ…………」




抹茶が練り込まれた生地はとても濃厚で、甘すぎず、かといって苦すぎず。

そしてなんといってもふわふわ。めちゃくちゃ美味しい。






「……それに」






夢中で頬張っていると安室さんの声が降ってくる。






「Aさん、意外とこういうの好きでしょう？」

「…………ンンン〜〜？」







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