【企画本編】絶望onステージ!!2nd Stage

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『4thGameを始めるよ〜！』


ライブハウスに閉じ込められてから、今日で1週間。

その間に仲間を2人も奪われた。

もういない2人の声やちょっとした仕草が思い浮かんで、三々神心愛は無意識にスカートの裾をギュッと握りしめた。


『あれ〜？何かキミ達少なくない〜？……あ、死んじゃったのか！』

クロはそう言っておかしそうに笑った。


「ふざけんな！アンタのせいで、すみれも…律も…！私は、絶対にアンタを許さない！」

スピーカーに向かって投げられた未来の声は、今まで聴いたことのないようなものだった。
怒りの色がにじみ出て、黒く濁っていた。


『いや、何言ってんの？ボクが殺したわけじゃないよね？』

クロはとぼけるようにして言う。
命をなんとも思っていないのだろうか。


『まあ、いいや。そんなことよりゲームだよ！4thGameはこちら！』


スクリーンに『悪い子だ〜れだ？』と踊った文字が映される。

『ということで、残りのキミらの中から1番悪い子を決めるよ！選ばれた人には“首輪の爆発ショー”のお手伝いをしてもらいます！』


「そんなの……」

『うんうん！そんなこと言われても決めれないよー、でしょ？そうだと思って、用意してきたよ！』


嫌な予感に心愛の胸がざわめく。


『……みんなのヒ・ミ・ツ！』


その言葉が耳に入った瞬間、心愛は自分の心臓の鼓動が速くなっていくのがわかった。


――お願い、アレだけは……


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