何気ない日常〈ksk〉 ページ5
『もしもーし』
耳に当てたスマホから聞こえたその声に、思わずニヤついてしまう。正面にいたキヨから「こーすけが笑ってるよー、キモいよー」と聞こえたが、無視した。
「もしもし、A？今どこ？」
『家だけど』
最俺ハウスで飲んでいた俺は、酔ってしまった3人を前にしてどうしよう、と考えていた。その時頭に浮かんできたのがAだった、というわけだ。
来てくれるかな･･････と不安になりつつ、Aに最俺ハウスまで来てくれるか聞いた。
『いーよ、どうせ3人とも酔ってるんでしょ？』
あっさりOKが出たうえに、現状をピッタリ当ててきた。驚きながら頷いた俺の耳に、ツーツーと電話の切れる音が聞こえた。
それからチマチマと酒を飲んでいたら、ピンポーンとチャイムがなった。急いで玄関に行くと、Aが既に入ってきていた。
「寒いから勝手に入った。ごめんね」
そう言いながら反省している様子が全くない彼女に苦笑しながら、部屋まで連れて行った。
「あー、Aじゃーん！」
「ほんとだぁ、いらっしゃあい」
「寒かったれしょー」
相変わらず声がデカイキヨ、親戚のおばさんみたいな対応のフジ、呂律が回っていないヒラ、3人がAを出迎えた。
騒がしい光景に目を瞑りたくなるが、これが俺のメンバーだ･･････と、訳の分からないことを自分に言い聞かせた。
3人が酔ってしまって相手にならないからAを呼び出したが、経験上から言うと彼女もすぐ酔ってしまうだろう。
キヨとフジとヒラと楽しそうにテーブルを囲んで飲んでいるAを見つめながらそう思う。
「A、あんま飲むなよ。お前弱いんだから。」
そう言うと分かってる！と返ってくるが、これもいつものことだ。呆れながらAの隣に座ると、キヨから「そこは俺の席だ！性魔獣め！！！」と声が飛んできた。
ごめんごめん、とキヨに目を向けると寝ていた。流石にビックリしていると、ヒラが「寝言だねぇ」と言いながら笑っていた。
フジは酔いがさめたようで、「ヒラ帰るぞ」と言って、嫌がるヒラを引きずって帰っていった。
「んー･･････キヨ寝てるし、実質2人？」
そう言ってニヤッとした彼女にドキッとしたのは、きっと俺がAのことが好きだから。
「ズルじゃん･･････」
俺は顔が熱くなるのを感じながら、そう口に出していた。
〈何気ない日常〉こーすけ
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ふらわぁ(プロフ) - エティシアさん» ありがとうございます！読んでくださるだけですごく嬉しいです。元はといえば話を思い付かない私が悪いので･･････更新は遅いですが、楽しみにして頂けると嬉しいです！！エティシアさんのコメントで頑張れます！ (2020年3月16日 11時) (
レス) id: bd0b8806a1 (このIDを非表示/違反報告)
エティシア(プロフ) - 1話で終われるようなリクエストが思いつかなかったので書けませんでしたが、いつも小説楽しみにしています。何もお手伝い出来ませんがこれからも頑張ってください！ (2020年3月15日 1時) (レス) id: 910526fed8 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - コメ返ありがとうございます！！楽しみにしています！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
Tiger Flower(プロフ) - ねむりねこさん» コメントありがとうございます！嬉しい、めっちゃ嬉しいです！！一応言っておきますが、ふらわぁとTigerFlowerは同一人物です笑これからも見ていただけたら嬉しいです！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: e40e961212 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - 初めてまして！どれもこれも素敵過ぎますっ！応援してます！更新頑張って下さいね！！！！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらわぁ x他1人 | 作成日時：2019年9月20日 22時
