ゴールド・ハニー II【完】 (ページ28)

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◎ ページ28

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JK「ただいまっ、」

『おかえり。』

新婚当初に戻ったかのような静けさだった。
よく絵を描きながら待ってたのを思い出す。

今は子育て優先にしているけれど、2人が大きくなったらまた始めてみるのも悪くないかも、と思う。

『早かったね。』

JK「頑張ったからね。でも良いの？
外食じゃなくて、」

『これが私にとっての贅沢なの。』

ジョングクと2人で向かい合って、眠っていたワインを開けて乾杯をした。

たまには私だけがジョングクを独り占め出来る時間。…今くらいは、妻だもの。

JK「美味しい!!」

『でしょ〜。』

JK「…良かった、いつものAで。」

『え？』

JK「……俺が無理やりあんなこと言ったから、怒らせちゃったかなって心配してたんだけど、聞くに聞けなくてさ…。」

『怒ってないよ？』

JK「避けてなかった？」

『あー……、』

気恥ずかしくなってしまって、意識するといけないから、って無意識に避けていた部分は確かにあった。

『それは、』

JK「…全然俺はこのままでも良いからね？」

『…うん、』

……言うタイミングが分からない。
逆に気を遣わせてどうするの、私。

お風呂に入って、どこからか引っ張り出してきた下着を身に付けるか付けまいか。

…サイズ入るかな、と心配になりつつも
付けるだけなら、と思い切って頑張ってみた。