ゴールド・ハニー II【完】 (ページ12)

今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:213,196 hit

◎ ページ12

.

……珍しく、深い方の口付け。
真夜中の底冷えする寒さの中で、
触れられた唇だけが異様に熱かった。

JK「…メリークリスマス、
赤鼻のトナカイじゃないけど、
頬がそれみたいになってるじゃん。」

『だ、れのせいだと…!!』

JK「へへ。」

やられてばかりなのは癪に触る。
クリスマスイブくらい、良いじゃない。

ジョングクのパジャマの襟を掴んで、
お返ししたって悪くないでしょう？

JK「………ヤァ不意打ちとかさ、」

『…仕返し。ジョングクも真っ赤ですけど？』

どうだ。言ってやったぞ。
気分爽快ってこのことなのね。
ああ、スッキリし……

JK「あんまり俺を焦らすもんじゃないよ。」

『…ジョングク氏？』

JK「今のAのせいで理性プッツン。
…責任取ってよね…？」

今年のクリスマスイブは、異常に甘かった。

JN「僕たちにサンタさんから届いたんだ。
2人に渡してくれって。」

YG「お、プレゼント貰ったんだ。
ちゃんと良い子にしてたんだな。ケーキ食うか？」

MU「じんくんっ、じんくんっ。あーん!!」

JN「ん、美味しいねこのケーキ。
マウリが食べさせてくれたからもっと美味しいよ。」

JK「……A、あれ良いな…、」

『誰がこんな場ですると思ってんの？』

JK「昨日は、い、いてててて!!」

『……ジョングクの馬鹿!!』