58. 君が笑うなら ページ13
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『…ち、ちげえっ！ あれは事故でっ』
「わかってるよ…。ごめんね、失神させて」
『先に言うなっ』
「…え？」
『先に謝るなよ。謝るのは俺のほうなのに…』
「神楽木…」
『愛莉の暴走を防げなかった……ぜんぶ俺のせいだっ』
「そっか…、あの人が…」
『謝って済む問題じゃねえってことはわかってる！』
こいつの手をつかんで俺の顔にあてる。
なんにもできなかった。お前を、助けてやれなかった。
だから…、
『だから、気が済むまで何発でも殴ってくれ！』
「え、ちょっ離して！ 手っ、ねえっちょっと！」
“ パッ…”
『わ、悪い……つい熱くなって…、くっそ…』
何やってんだ…、俺。あんなことがあった後なのに怖がらせて…
「もういいよ…、わかってたから」
『え？』
「あんたが、やったわけじゃないって」
俺を…、信じて、くれてたのか…？
「最初は疑ったけど……、隠し撮りしたり、晒したり、暴力ふるったり…」
神楽木は、そんなことするわけないなって……ヘタレだし。
その言葉に、俺の顔はこれ以上ないくらいニヤけて、とっさに布団の中へと潜った。
「え？ ごめん、どういうこと…？」
『やばーーい！』
「えっ？」
『死ぬほど嬉しいんだけどっっ』
「はぁ…、大袈裟すぎ」
そう言って布団を剥ぎ取られた俺は顔を背けて、こいつから必死に隠す。
『見んなっ、顔がやばい…！』
「え、顔がなに…？」
『ば、ばかっ。ち、ちけーよ！』
こっちに回り込んできたこいつの顔が近すぎて、もういちど布団を顔までかぶる。
やべえ…、嬉しすぎて緩みきった顔が元に戻んねえ！！！
「ほんと、変なヤツ……ふふっ、」
けど、こいつが笑ってんなら悪くねえって。
そう、思ったんだ。
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I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、ありがとうございます！！！…そんなそんなっ、読んでくださるだけでも有難いのにタメ語でお話するなんて恐れ多いです〜…((+_+)) (2018年5月31日 1時) (
レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと(^^♪作者さんタメでいいよ (2018年5月30日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 由良さん» 由良さん、お読みいただきありがとうございます！！たったいま更新したので、ぜひお楽しみください(*^-^*) (2018年5月29日 21時) (レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
由良 - 更新楽しみにしてまーす！ (2018年5月29日 16時) (レス) id: 3c3c648279 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» いえいえっ、蓮さんの後押しがなければ書くことができなかった作品なので、蓮さんに読んでもらえて本当にうれしいですっ！！ たったいま更新したので、ニヤニヤしながら(できるかしら笑)お読みくださいっ☆ (2018年5月26日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月22日 18時
