占いツクール
検索窓
今日:6 hit、昨日:8 hit、合計:19,281 hit

二十二 ページ23

『浪速のイケメンスラッガー』


そんな異名で呼ばれるようになったのは、高校に入ってからのこと。

もちろん気を悪くするようなものではないし、どちらかといえば誇らしい。

唯一のデメリットがあるとすれば__


「わあ! やっぱり石川くんやんね! ほんまにイケメンさんやあ」


普通の高校生活が送れないということだろう。


野球の練習をすることが、最も今の俺に必要なことだ。それをファン(と言っていいものかわからないが)の人に邪魔されるのはいい気がしない。


ちらっと谷沢の方を見ると、気まずそうで居心地の悪そうな、とにかく微妙な表情をしていた。


「……はい。そうですけど」


俺に声をかけてきた女の人は、あからさまに喜んで、ぴょんぴょん飛び跳ねていた。

サインをくれやら、写真を撮ってくれやら、振り回された挙句に谷沢にも声をかけた。


「石川くんの彼女さん?」


谷沢はぎょっとして、必死に首を横に振った。


「あの、こいつは関係ないんで。もういいっすか?」


飲みかけのいちごミルクをベンチに置いたまま、俺たちは学校へ戻った。

二十三→←二十一



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定キーワード:プロ野球 , 石川慎吾
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はなつー | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2018年8月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。