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十四 ページ15

課題をひいひい言いながら終わらせて、木梨先生に持って行った。

美しいのか恐ろしいのかわからないあの無言の微笑み浮かべた木梨先生から、私はそろそろと離れた。


「A、調子はどうなんや?」


くそう、黙って帰れるはずがないか。

調子はどうもこうもない。正直に言えば良くないのだから。

しかし、調子が悪い理由もわからず、懸命に周りについて行くしかない。私はこんなんじゃあいけないのだ、私は周りから目標にされるような人間にならなければならない。


「調子、悪いんやろ」


一人で考え込み、返事を忘れていた私を見越して、木梨先生は言った。

私を見つめるその目は、心配しているようにも見えたが、どちらかと言えば蔑んでいるように見えた。


「まあ、暇を作って練習も見に行くわ。大会も近いしな」


「……ありがとうございます」


その視線の意味を尋ねることもできないまま、木梨先生と私は別れた。


やっぱり、木梨先生も結果の出ない私になんて興味ないのだろうか。

それもそうかもしれない。私は走るためにここへ来たんだ。









はなつーです。「いざ、尋常に」をお読みいただきありがとうございます。
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作者名:はなつー | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2018年8月15日 15時

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