★続編記念! えいえんのいのち kn×ut タヒネタ ページ1
実は私死ネタがまじで大好きなんです。
以下性癖の一人語りとなります、それではどうぞ。
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鬱先生side
2023年。
今の西暦が何年なのかは分かるが俺の年齢は分からない。
とっくの昔に数えるのを辞めてしまった。
ん?行っても30くらいだろ?
そう言いたい気持ちも分かる。
俺の見た目は30歳程の見た目のまま止まっているのだ。
どうせ止まるならもっと若い年齢で止まって欲しかった。
なんて思いながら。
俺は、300年以上は生きている。
詳しい年数は分からないが古墳が盛んに造られていた頃は生きてなかった気がする。
単に覚えていないだけかもしれないが。
要するに俺は不老不死、というわけだ。
こんな体だから気味悪がられたりしたりする。
でもそんなことは別にどうだっていい。
1番苦しいのは、気づいたら大切な人がいなくなっているということ。
人間の一生はあまりにも短い。可哀想な程。
恋人や友人が居たこともあったがいなくなった人数を数えられなくなった時から俺は人付き合いを辞めた。
それでもこんな俺にもつい最近恋人が出来たのだ。
「な!大先生!」
そう、隣でデカい声で俺の名前を呼ぶ男。
コネシマ、である。
絶対に人付き合いはしない、と決め込んでいた俺が流されるくらいには強引な男で捏ねしまという名前がよく似合う。
俺が彼に視線をやると彼は嬉しそうに微笑んだ。
その笑顔はいくらか俺の乾いた心を潤してくれる。
今は満たされていて幸せだがいつの日かコイツも死んで、俺もコイツのことを忘れてしまう。
そのことを彼にも話した。
けど彼はアホなのか、簡単に信じたのだ。
「だったらその時まで、俺と幸せになろう」と。
そんな彼に肩を叩かれる。
「どうした大先生、今日は一段とぼーっとしとるな」
笑う彼に手を握られる。
この大きな手が今ある俺の唯一の希望。
「シッマ、どしたん急に笑」
思わず口角が上がって声が上擦る。
全く、彼には敵わない。
笑う俺を嬉しそうに見つめる彼。
「うん、大先生は笑顔がいちばんや!そいえば今日は飯食い行くんやろ!」
そう笑う彼に手を引かれて歩き始めた。
彼といると一瞬の日常が永遠のように感じる。
と同時に、恐ろしい程早くも感じてしまう。
けれどそんな不安も受け付けない程。
今俺は彼と2人だけの時間を歩んでいる。
2023年。
一体何時まで、彼といられるのだろう。
その答えが出たのは。
約、60年後のことだった。
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ぽっとけーき(プロフ) - ここでのリクエストは更新停止中の続編(https://uranai.nosv.org/u.php/novel/hana2006094/)に書かせて頂きます (8月5日 19時) (レス) id: 300a10b231 (このIDを非表示/違反報告)
けちゃっぷ - グロい系は地雷なのでその辺よろしくお願いします! (8月5日 0時) (レス) id: ab3c60d0f5 (このIDを非表示/違反報告)
けちゃっぷ - 初コメ&初リク失礼します!syo×siがみたいです... ちなsiさんは受けでお願いします! (8月5日 0時) (レス) id: ab3c60d0f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミール - クロノアさんが攻めのトラゾーさん受けがみたいです!! (7月23日 19時) (レス) id: 9c2c150933 (このIDを非表示/違反報告)
憐華 - ぽっとけーきさん» わかりました………!ありがとうございます、!! (4月26日 0時) (レス) id: fab616ee26 (このIDを非表示/違反報告)
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