カタオモイ。【片寄涼太】

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『....遠回りなのにいいの？』



玲於「今更かよ笑」



『だってさ、、』



電車に乗ってそんなこと言い始めるAちゃん。いや、もう乗っちゃったから笑



玲於「涼太くんとはいつも何話して帰ってんの？」




『んー、、玲於くんの話だよ？あ、でも好きな曲とか似てたりするからその事とかも』




玲於「あーね笑」
「ん？まって、俺の話？？笑」




『そそ。玲於くんって綺麗な顔してるな、とかホクロかわいいな、とか肌白いなとか。』




よくも恥ずかしがらずにそんなことを....///




こっちが照れるわ！！



『....あ、もしかして嫌だった？』




玲於「い、嫌とかじゃないけど笑」



『なら良かった笑』




いちいち可愛すぎんだよ




『でも今日は話すことないなー笑』
『本人を前にして話せないもん笑笑』




玲於「じゃあ何話そっか笑」




『んー、、あ！私相談乗るの得意だよ？』
『はい！なんか悩んでることとかありますかっ！』




玲於「悩んでることねぇー笑」




あなたにいつ告白するか悩んでます

俺の方に振り向いてもらうにはどうすればいいか悩んでます




なんて言えない。言えるわけがない。




玲於「....勉強出来なさすぎて悩んでます、、とか？笑」




『........それは解決できないな笑笑』
『私もだもん笑』





玲於「じゃあ次は俺が聞くばんだ」




『私はねー、、、』




玲於「なんでもどーぞ」



『両思いの幸せってどんなのだろって悩んでますね笑』



玲於「なに、どゆこと？笑」




『片思いでも幸せとか言う人いたりするけど、実際、両思いってどんな感じの幸せなのかなって』





もう、これ聞いたらさ、
知りたくなくても知っちゃうよね、、笑



Aちゃんも俺も



誰かを思って



その人のために苦しんだり



喜んだりしてるんだって。

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