チャラい先輩２【alan】

51 ページ1

＿＿＿＿＿



光輝くん....伊勢田先輩と別れてから、
もうあんな人のことなんか忘れてすっきりして
またいつも通り、仲のいい友達で過ごしてた。




先輩とは部活で会うけど、すぐに引退するし。
別れたからもうそれで終わったと思ってた。




なのに、、、




「ねぇねぇ笑 光輝くんから遊ばれた女ってAちゃんよね〜？」



「えー笑 かわいそっ」




「私らそんなことされた事ないよね？笑」




『....っ、なんなんですか？』




「ちょっと可愛いからって調子乗んなよってこと！笑」




3年の女子の先輩からの い じ め が始まったの。




下駄箱が荒らされるのなんて毎日。



すれ違いざまにこかされることも。



ジャージがゴミ箱に入ってたり。



テニスラケットにいらずらされたり。



時には、、水を頭から被ったことだってある。



それを全部、伊勢田先輩は知ってるの。
私が酷くなっていく姿を知ってる。



友達は私を見捨てないでいてくれたけど



どれだけ先生に相談しても



先生の前では伊勢田先輩は良い子。



誰も信じるはずがない。



もう限界だった。でも負けたくなかったから学校は休まず行った。卒業まで、、じっと耐えてたの。



先輩たちが卒業して、ほんとに嬉しかった。



一気に全身の力が抜けた。



そしてそれからの1年はすごく早かった。



＿＿＿＿＿

52→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す