☆宇髄天元×深い接吻されてみた�� ページ19
にやりと笑ったかと思うと、彼に鼻をつままれる。
『………！？』
息が出来なくなり、反射的に口を開けてしまう。
…あ。
気づいた瞬間には既に遅く、彼の舌が口内に侵入してくる。
『……は…っぁ……ぅ、ずぃ…んぅ…っ…』
互いの舌が絡まって、いやらしい水音が響く。
それが嫌で、恥ずかしくて、どんどん、と必死で彼の胸板を叩く。
しかし、それでもお構い無しに何度も何度も角度を変えて口付けられる。
『……も…っ……むり、…で…っ…』
苦しくなって涙が滲んでくる。
涙目になりながらも首を横に振ると、
｢……あーー…悪い……。｣と案外素直に離してくれる。
好きな人からの接吻でも、今は嬉しさよりも恥ずかしさが勝り、顔が熱くなる。
『……っは、うずい、さ、……ど、して…』
と、途切れ途切れになりながら問う。
｢……好き、…だからだよ。｣
『……へ…。』
どういうこと…？
混乱して頭が追いつかない。
｢…あﾞーー…だからさぁ…。｣
私が理解出来ていないことが伝わったのか、
彼に再び抱きしめられる。
｢……お前のことが、…好きなんだって。｣
顔を上げて彼を見ると、初めて見る、照れたような顔。
『…う、ずいさん、照れて…』
｢…うっせぇ。｣
そう言い、頭を彼の胸に押し付けられる。
宇髄さんに好きって言われるだなんて信じられない…夢かもしれない…。
嘘だ、え、どうしよう。
……。
…私も、言わなくちゃ。
『…わ、たしも、…う、宇髄さんのことが…。
ど、ド派手に…！…す、好き、です…。』
ド派手の使い方があっているのかはわからないけど、今の私の想いを伝える。
｢…使い方、違ぇから。｣
と彼は、ふは、と笑う。
ぎゅう、と抱きしめると、苦しいくらいに彼も抱きしめ返してくれて。
『………好き、…好きです。』
そう言えば、
｢…俺も好きだ。ド派手に、な。｣と笑って返してくれる。
『(…あぁ…幸せすぎる…)』
｢(…可愛すぎかよ……)｣
『｢(……はぁ……好きだ……)｣』
──────────────
こんな感じで大丈夫でしたかね…？？
心さん、リクエストありがとうございました！
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作者名：塩津 | 作成日時：2019年10月13日 14時
