頑張り屋さんに恋をした (ページ10)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:25,469 hit

9 ページ10

ここは、、？

なんか見覚えがある

あそこに立ってるのは

『あれ？従姉妹さん？結構早いね』

あの日のAちゃんだった

「あ、すいません！せっかく時間とか教えてもらったのに...早く来ちゃいました」

『いいよ気にしないで』

、、、また夢に見てる？？

『素敵な披露宴やったね〜、僕感動した』

「、、そうですね」

そうだ、この時Aちゃんはずっと緊張してて

『やすぽんとも仲良いんやね、一緒な遊びに行ったことあると？』

「はい、何回か、、」

話しかけても、"はい"と"そうですね"が多かった

『やすぽんといると何だが安心しちゃうんだよね〜』

「私もです！お兄ちゃんみたいで！(笑)」

初めて笑ってくれて

凄く嬉しかったなぁ、、

それからは話しが盛り上がって、そこへ

「ビンゴ持って来ましたぁあー！」

「景品運ぶのも手伝ってー」

2人がやってきたんだ

『あ！2人ともありがとう！』

「あとの大きい荷物は奨k...あれ？」

『あ、マナミさんの従姉妹さんだよ』

「初めまして、花田Aです。」

初めて知った彼女の名前

その時には緊張とかは無くて、楽しかった

だけど

「ごめん、ごめん、お待たせ」

大きなダンボールを抱えたまま、小走りで奨くんが来た時

僕は気づいてしまった

「運んでる途中にコウスケに呼ばれて、、ん？」

『あ、マナミさんの従姉妹ちゃんです。』

「？...あー！さっきコウスケが言ってた子だ

えっとAちゃん、だよね？」

何も知らないはずの奨くんの口からでた彼女名前にも驚いたけど

名前を呼ばれていた彼女は

僕の時には見せなかった顔をしていた

それに知らない間に幹事やることになってるし？

僕それ知らなかったんですけど？！

だったら最初に教えて欲しかったなー、、マナミさん

なんか奨くんが誘ってあげた風になってない？

僕が"最初に"伝えたんだけど？

「ちょうどいいじゃないすか、男ばっかりだったし
新婦さんの妹さんなら文句ないでしょぉ！」

『だから従姉妹ちゃんだってば』

この時、名前を知っていたのに呼ばなかった僕

応援しようって思いついた僕

本当にそうだったのかな

今の僕が思うなら

Aちゃんと僕の距離を周りと差をつけたくて

確実に近くに入れる場所がほしくて

自分に嘘をついてまで

そうしてしまったのかもしれない