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はまもり ページ4

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『濱ちゃん濱ちゃん』

濱「ん?どうした?」

『ギター教えて』



珍しく甘えたな声で呼んできたと思ったら、ギターを抱えたもりがおった。



濱「どうしたん、急に」

『なんかあたしも楽屋で弾き語ってAカッコイイ〜って思われたい』

濱「なんやねんそれ(笑)」

『だって弾きたいねんもん、あかん?』



あかん訳ない。

普段お願いとかあんまりして来おへん(めっちゃたかってくるけど)姫のお願いやもん。

なんでも聞いたるやんか。




濱「ん、全然ええよ」

『やったあ!ほんなら早速!間違っちゃいない弾きたい!!』

濱「は!?無理や無理!まずは抑える練習から!」

『えええ、すぐには弾けやんかまあそうかあ』




口を尖らせて拗ねるもりは幼くて可愛い。




濱「やめる?」

『ううん、やる教えて死ぬ気で』

濱「死ぬ気なんや(笑)ほんなら俺も死ぬ気で教えるで〜!」

『お願いします!!』





そっからちょっと教えたら、自分でひたすら練習しだしたもり。


うう、とかああ、とか言いながらも頑張る姿をみて差し入れにもりが好きなミルクティーを買いに行って横に置いといてあげた。





後日本人になんで弾き語りしたくなったんか聞いたら、別にって沢尻さんみたいに返ってきたから深くは聞かんかったけど。

多分俺の予想では多分しげにこの曲好きって伝えたいけど、口だけじゃ好きが伝わらんって思って楽屋で不意に弾き語りたかったんやろな。

やっぱり俺達の姫は不器用で遠回りやけど可愛い。






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きりた→←もりじゅん



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作者名:なつめ | 作成日時:2019年4月20日 15時

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