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瀬戸さんに見送ってもらって到着した撮影スタジオ。
今日はいつもお世話になっている雑誌の撮影。
警備の人に挨拶をして中に入る。
エレベーターを待っていると、パタパタとこちらに向かってくる足音。
「橋本さんじゃないですか〜！」
そこにいたのは花川さんだった。
すぐに思い出す。
そうだ、このスタジオで彼女と再会したんだった、と。
『こんにちは花川さん』
「こんにちは！橋本さんもここで撮影ですか？」
『はい、こちらの5階で、』
背中を伸ばして心の中で自分を落ち着かせようとしたその時
「ちょっと紗理奈ー！置いてかないでよ！」
＿＿＿＿＿え？
花川さんの後ろからこちらに向かってきた姿に
時間が止まったかと思った。
「……！嘘っ。橋本Aさん？！」
変わってない。
その笑顔も、その声も。
「初めまして！私、紗理奈の友人の綾瀬里穂って言います」
その、人懐っこい雰囲気も。
どうして、
何で、ここに
「すみません、この子いつも勢い凄くて！どうしても私の撮影の見学したいって言うから連れてきたんです」
「えー、来なよって最初に言ってくれたの紗理奈でしょ？」
目の前で繰り広げられる会話についていけない。
「実は里穂のパパ、出版社の人で。ここのスタッフとも知り合いなんですよ〜！ここだけの話、里穂の口利きで私もここに入れたっていうかー」
「何言ってんの。きっかけはそうかもしれないけどオーディションに受かったのは紗理奈でしょ？」
「んーまぁそうとも言う？」
『あ、あの！』
2人の視線がこちらを向く。
『わ、たし急ぐので。お先に失礼します』
ペコっとお辞儀をして、エレベーターじゃなくて階段に向かおうとしたら
後ろから橋本さん！とまた呼び止められる。
「あの、もし良かったら撮影終わったらご飯行きませんか？」
『…え？』
「実は私、橋本さんとお話してみたかったんです！せっかくお会いできたからこんなチャンス無いと思って」
『いや、でも、』
「ちょっと里穂、橋本さん困ってんじゃん〜」
「待ってますから！はい、これ私の連絡先！」
一方的に渡された小さな名刺。
名刺には、某大手出版社の名前。
さっき言ってたお父さんと同じ会社で働いているという事だろうか。
今は、時間がない。
名刺を鞄にしまって階段を走った。
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mamemiya(プロフ) - 9ozGwlWp1FwmuQ6さん» お気遣いありがとうございます🙇✨不定期ではありますが、楽しんでいただける様頑張ります🙌 (2月23日 20時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - kana0223さん» 待っていてくださって嬉しい限りです。目まぐるしい展開ですが、楽しんでいただけると嬉しいです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )✨ありがとうございます！ (2月23日 20時) (レス) @page25 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
9ozGwlWp1FwmuQ6(プロフ) - 更新嬉しいです！すごく大好きなお話なのでこれからも楽しみにしてます！mamemiyaさんの無理のない範囲でよろしくお願いします🥺 (2月23日 20時) (レス) id: 7a9b862c91 (このIDを非表示/違反報告)
kana0223(プロフ) - 更新、楽しみに待ってました！今後の展開も楽しみです (2月23日 19時) (レス) @page24 id: 4dcf6e8975 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - アーヤさん» コメントありがとうございます😃！これからも楽しんでいただける様に更新頑張ります💪✨ (10月21日 19時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年10月19日 23時
