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深澤君の事が好き。
あの頃からずっと私の気持ちは変わっていなかった。
…大ちゃんから気持ちを伝えられて、自分の気持ちがハッキリした。
ちゃんと向き合うから。
自分の気持ちと、これからの自分に。
もう逃げない。
そう、大ちゃんにそのまま伝えた。
私の言葉に”そうしてもらわないと困る”と笑った大ちゃんに泣きそうになった。
ごめんね、は違うよね。
＿＿ありがとう、大ちゃん。
飲み終わったコーヒーカップをキッチンに運ぶ。
時計を見るともう出る時間だった。
丁度瀬戸さんも下に着いたみたいでスマホにメッセージが入っていた。
『…よし』
気合いを入れるようにパシっと自分の両頬を叩いた。
クランクアップしたら今年の仕事は一区切りだ。
深澤君は年が明けてからもしばらく忙しいだろうから、ゆっくりと話せるのはまだ先になると思うけど
ちゃんと、話そう。
クランクアップの現場には既に目黒君も深澤君も到着していて、スタッフさん達と談笑していた。
『おはようございます。宜しくお願いします！』
「お、橋本ちゃんおはよう〜！良いね気合い入ってるね」
キャスト全員が最終日という事もあって、皆さんどこか気合いと共に今日を無事に迎えられた事にほっとした表情をしていた。
『深澤さん、目黒君お疲れ様です』
あくまでも人前ではいつも通りの呼び方で呼ぶ。
でも、深澤君が反応したのは目黒君の呼び方の方だった。
「橋本さんってめめの事君付けで呼んでましたっけ」
「俺がそうしてくださいって言ったんすよ」
「あ、そーなの。…何で？」
『え？えっと、…何ででしたっけ？』
「え、忘れたんすか。笑。ほら、橋本さんが俺の事弟みたいって言ってくれたんで。それが嬉しくて距離縮めたいなーと思って」
すると監督から名前を呼ばれた目黒君。
ちょっと行ってきます！と爽やかな笑顔でその場を去っていった。
…一瞬目が合った時に小さく”ファイト”と呟かれたのは気のせいだろうか。
深澤君と2人その場に残される。
ゆっくりと目線を動かすとこちらを見ていた瞳と目が合う。
『お、疲れ様です』
「ん、お疲れ様です」
『めちゃめちゃ寒い、ですね』
「…ふふ」
誰にも聞こえないくらいの大きさで笑った深澤君。
「緊張しすぎ。…大丈夫だから。普通にしてな」
高校の時の深澤君を思い出す笑顔に、胸がドキッと鳴った。
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mamemiya(プロフ) - 9ozGwlWp1FwmuQ6さん» お気遣いありがとうございます🙇✨不定期ではありますが、楽しんでいただける様頑張ります🙌 (2月23日 20時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - kana0223さん» 待っていてくださって嬉しい限りです。目まぐるしい展開ですが、楽しんでいただけると嬉しいです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )✨ありがとうございます！ (2月23日 20時) (レス) @page25 id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
9ozGwlWp1FwmuQ6(プロフ) - 更新嬉しいです！すごく大好きなお話なのでこれからも楽しみにしてます！mamemiyaさんの無理のない範囲でよろしくお願いします🥺 (2月23日 20時) (レス) id: 7a9b862c91 (このIDを非表示/違反報告)
kana0223(プロフ) - 更新、楽しみに待ってました！今後の展開も楽しみです (2月23日 19時) (レス) @page24 id: 4dcf6e8975 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - アーヤさん» コメントありがとうございます😃！これからも楽しんでいただける様に更新頑張ります💪✨ (10月21日 19時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2024年10月19日 23時
