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0日目 ページ3

守夜side


「この桜が舞う季節、君達一年生は此処、栗栖野ヶ丘第1高等学校に入学しました。これからは高校生の責任を背負い〜〜〜」


校長が下らないことをベラベラと喋る中私は小さく欠伸をもらした


今日から高校生


体育館に集められ入学式に出席する


本当だったらサボりたいところだけどそんなことをしたら目をつけられてしまう



『あーあ、こんなにつまらないんだったら休めばよかった』


そんなことを呟いて再び前を向く


でも


せめて最初のテストまではお利口さんを演じなくちゃ



成績落ちるのやだし



まぁ、この学校のいいところは全てが































成績で決まること




かな













この学校の制度


それは成績


成績がよければいいほど先生に優遇され何をしても許される


クラスは成績ごとに振り分けられ1番上がA組
1番下がD組


1番下のD組でも公立に行けばトップクラスの成績



テストがあるたびに毎回変わる



全てを決めるのはテスト



テストの点さえ良ければ此処でやっていける




私が今並んでいるのはA組の列




入学試験の成績が良かったから




A組の人数は少ない






名前を覚えるのに1日もいらないと思う





さっき何人か覚えたし、




成績上位で入学した私含め4人




1人目は



相川 真冬


白い髪と赤い目が特徴的なイケメン

先輩の一ノ瀬 彼方と仲がいいと聞く

いわゆるカースト上位




2人目は


天宮 翔太


これまたイケメン

さっき見たときはこれほどかというくらいの爽
やかな笑みを浮かべていた

これまたカースト上位



最後、3人目


坂田 優


赤味がかった髪に見るからに優しそうな顔

こいつもまたイケメン

そしてカースト上位





そこまで考えてから私の思考はふ、と停止する





もう1人いた







響 棗


私の親友であり学年トップの天才

可愛いよ、うん。背とテンションがあれだけど

さっき見たらもういろんな人と仲良くなっていた

カースト上位だね








此処までは1年生



あと2学年と3クラスもの人達を覚えなければならない



普通覚えてなくてもいい?





だって、








生徒会だもん





ほとんど強制的だったけど





まぁ、そんな感じの天才が集まるこの学校




本当は入るつもりなんて微塵もなかった





けど__


辞めよう、理由を考えるのは








兎に角何があっても此処では成績が全て































頑張らなくちゃ

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作者名:カナリアfive | 作成日時:2018年2月15日 5時

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